「あおぞらになほ青足せと石鹸玉」
2018.04.07
先日の勉強句会で、赤羽根めぐみさんが披露してくださった友岡子郷の一句です。
1934年、神戸市生まれ。「雲母」で25年間、飯田龍太の選句を受ける。
1957年「椰子会」結成。『友岡子郷俳句集成』(詩歌文学館賞)、
『雲の賦』(俳句四季大賞)など著書多数。
木洩れ日のようなしなやかな抒情を特徴とする。
日本文藝家協会会員。
ソラでの勉強句会は、まだ歩きはじめたばかりでございます。
月に一度、火曜の朝に集うひととき
参加者の投句一覧には、名句をひとつ忍ばせて
みな平等に、作者不明のままでそれぞれ選句するのです。
この句には、4人が並選、1人が特選をつけました。
その日一番の人気作でございます。
選んだ理由を、それぞれが、それぞれの感じたままにおしゃべりし
佳い理由だから、それは聴いてて心地よく
感じ方の違いをとても素直に喜ぶことができるのです。
雨降りかと思って起きてみたら
雲はどこかへ行ってしまいました。
あおぞらになほ青足せと石鹸玉 友岡子郷