今日をほんとうに生きる。
2018.05.31
祖父の遺したことばのなかで
いちばん気に入っているのは
“明日死ぬということがあるからこそ、今日ほんとうに生きねばならぬ”
大戦を真っただ中で生き抜いてきたひとなので
この言葉への説得力が抜群で
見つけたときの強さはずしんと迫るものがありました。
法然上人勅修御伝を、祖父なりに解釈したことばでございます。
のほほんと生きる私は
いい年してもちっとも成長してなくて、
結局、いまのことしか目になくて
今朝の顔がむくんでたらすこし沈むし
吹き出物が出来てたら落ち込むし
シミが濃くなってないかと鏡を覗く。
なんて器が小さいのでしょう
できるかなあ、いつか
“あした死ぬかもしれないから、今日をほんとうに生きる”