植本一子著「フェルメール」
2018.09.29
来週、10月5日(金)から開催されるフェルメール展に合わせて
植本一子さんが世界中のフェルメールを追いかけた著作「フェルメール」を
本展より一足お先に読み終えました。
乃木神社すぐのBooks and Modernギャラリーで、写真展が開催されています。
現存する作品35点、すべてのフェルメールに会いに行く旅。
7ヶ国14都市、17の美術館を巡ります。
どんな街に、どんな空間に、その作品が守られているのか写真や文で知りながら
もうすぐ開催される本展を待てるとは…
美術書の在り方として、ものすごく素晴らしい挑戦なのではなかろうか
いま、こうして手に取って
「牛乳を注ぐ女」が、普段ある場所のことも
「真珠の耳飾りの少女」が、特別扱いされていることも分かりながら、観ることができるのです。
旅先での様子や、館内での印象が文章として添えられており
その作品が普段どんな環境で、人々の目に触れているのか知ることは
なかなかどうして初めてのことなので
本展の開催が、なんだかとっても待ち遠しくて。
美術作品展として異例の、日時指定入場制である「フェルメール展」へ
予約したチケットを手帳に挟んで待っています。