声を出しながら治しているような。
2018.10.17
昨日は、月に一度の声のワークショップ開催日。
「目を閉じて歌を歌い、あとは昼餉をなす時間」
うぐいすと穀雨 菜々さんのお昼ごはん担当最後の回でございました。
最終回だからと、お店のスペシャリテ、“まいにち”を
まさに湯気立ち上る状態の焼きたてで、ソラまでタクシーで運んできてくださいました。
加えて、おやつにたのしめるたっぷりサイズの焼き菓子を2種類
あとで余韻として味わえる嬉しいおまけも付けていただけて。
声をたくさん出して、深呼吸をしたあとの身体に
食パンを手でちぎりながらいただくという体験は
まさに童心に返るようでした。
声のワークショップでは、歌詞のある歌を歌うことはしていません。
太田美帆さんが書き下ろしてくださった小さな聖歌を
声に出して身体で奏でる感覚です。
声に出して、ずっと声を感じて目を閉じていると
自分で自分を調律しているような
声で自分を治しているような
こころと身体のバランスが整っていくのを感じるのです。
部屋でひとりで声を出しても
決してそんな気分にはなれないけれど
ほかのいくつかの声に混じって、声を出しているとき
治っていくような気分になれる。
撮影:TKC