「断片的なものの社会学」
2018.11.11
植本一子さんのツイートに惹かれて即買いした
岸政彦著「断片的なものの社会学」を、一気に読み終え
いい文章に出会えた喜びに包まれています。
タイトルの表す通り、ひとつひとつは短くとても断片的な語りになっていて
それらがひたすら羅列する一冊は、
そのまま社会のありさまであるかのように思えてくる。
なかでも、最も目が留まった一文をここに
―ずっと前に、ネットで見かけた短い文章に感嘆したことがある。こう問いかける書き込みがあった。カネより大事なものはない。あれば教えてほしい。これに対し、こう答えたものがいた。カネより大事なものがないんだったら、それで何も買えないだろ。 おお、これが「論破」というものか、と思った。
胸のすく思いとはこのことかとおもう。
今日は日曜日。
社会のなかで今日もなんとか生きていく