「こんな夜更けにバナナかよ」
2018.12.30
大泉洋主演映画「こんな夜更けにバナナかよ」を観てまいりました。
原作を読んでいたし、予告編も何度も目にしていたので
予想外のことは起きず、想像していた通りの世界が繰り広げられる2時間です。
でも、それがいいんです。
自分のカラダを自分の意志で動かすことができない病状も
毎日、常に周りに複数のボランティアスタッフに囲まれて暮らす日常も
どんな小さなことでも全部見られっぱなしの自分も
かっこつけず、飾らず、そのまんまさらけ出す。
筋ジストロフィーで自立して生きることを、やり遂げたひと。
こうして映画にならなければ、わたしはずっと気が付かなかったかもしれません
いまでは、どの駅にもあるエレベーターは、
交通機関側の発想で設置されたわけではなかったことも。
「母は、母の人生を生きて欲しい。」
母親になったことは無いけれど、このことばはそうだと思った。
