「グリーンブック」を観て。
2019.03.22
映画「グリーンブック」を観てまいりました。
アカデミー賞(作品賞・助演男優賞・脚本賞)3部門受賞の話題作
評判が高く、筋も分かりやすく、落ち着いて観ることができました。
一晩経っていまもいろいろなシーンが浮かびます。
1962年のアメリカを描いた物語は、
イタリア系アメリカ人のトニーと黒人ピアニストのドクター・シャーリーが
南部を巡る演奏ツアーのなかで、徐々にお互いを理解していく。
グリーンブックが、当時発行されていた黒人用旅行ガイドだったことも
ドクター・シャーリーが体験する旅先でのエピソードも、知らないことばかりでした。
映画は終始、落ち着いたテンションで進み
ふたりの大人のやり取りを傍で眺めているようで
しみじみとした気持ちで、考えながら観ることができました。
見た目でひとを判断する。
無意識に、いまの私もしていたのかもしれません。
観て考える。
それが出来る、とてもいい作品です。