タゴール。アジアではじめてのノーベル文学賞を受賞。
2013.03.29
先日のブログで、「バウルを探して(川内有緒著)」の
ことを触れました。
あれから、その本を読み
なかでも印象的なフレーズや
言葉がいくつかあったのですが、
わたくしひとりの印象や感想で
どなたかが本を手に取ってお読みになるときの
邪魔になってはいけませんので
なかで登場した人物について。
ラビンドラナート・タゴール
1861年に生まれた詩人。
名家に生まれるが、
バングラデシュの独立に大きな影響を及ぼした人物。
そして数多くの詩が残っているそうです。
その中で、『奇跡のリンゴ(石川拓治著)』に訳文を掲載されて
話題になった作品がこちらです。
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Bipode More Rokka Karo
訳 石川拓治
危険から守り給えと祈るのではなく、
危険と勇敢に立ち向かえますように。
痛みが鎮まることを乞うのではなく、
痛みに打ち克つ心を乞えますように。
人生という戦場で味方をさがすのではなく、
自分自身の力を見いだせますように。
不安と恐れの下で救済を切望するのではなく、
自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。
成功のなかにのみあなたの恵みを感じるように、
卑怯者ではなく、失意のときにこそ、
あなたの御手に握られることに気づきますように。
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