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東京都写真美術館「写真の時間」展へ。

2019.08.12

東京都写真美術館の収蔵作品を紹介するTOPコレクション展覧会は、

「写真の時間」と題され、写真と時間の深い関係性を考える構成。

 

写真が生まれた時代から、いまに至る歴史や

写真が刻む時間やそこでの暮らし。

いまでは、当たり前になっている写真について

すこし考えることができました。

 

なかでも、杉本博司の<劇場>が、興味深くおもしろかった。

重厚な劇場のスクリーンには、何も写っておらず、

ただ白く発光しているだけのように見える。

ただ、これはある映画の始まりから終わりまで、

一本分の時間をカメラのシャッターを開いたままの状態で撮影したことによって撮られた光景だったのだ。

仕切られた専用の部屋のような展示スペースには、この<劇場>が数点並んでおり

入口にある解説が、その部屋にもういちど私を入れる。

 

東京都写真美術館「写真の時間」

会期:11/4(月・振休)まで開催中です。