帰宅途中の電車内でのことでした。

いつも通りの満員電車は、ときおりため息が漏れるくらいで

みなスマホに夢中のひとばかり。

一駅停車するごとに、徐々に空間が空いて肩の力が抜けていきます。

何駅目かで、ようやく車内アナウンスを聞く余裕が出たころに

…駅です。この先もお気をつけておかえりください。」

とスピーカーから

ほっこりと、車内が緩んだような気になれました。

掛ける言葉のひとことで、ひとの心は和らぐと

若い車掌さんに教えられた一日でした。