本は、読み始めると連想ゲームのように続くことがある。
棚にある背表紙をぼんやり眺めて取り出してみたり
テレビで印象的だった言葉を調べてみたくなったり、
誰かの投稿で目に留まった表紙のものだったりと
ここ数日間で読んできた本を並べたら
いまの精神状態を分析することが出来るかもしれない。
ことばには、人に出会うのと同じくらいの力があると思っていて
身体の芯にずしんと届く言葉を、本に求めて読み続けてる。
***
老いてわれは窓に仕へむ 鳥来なばこころささげて鳥の宴を
小原奈実 短歌同人誌「穀物」創刊号より
