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「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」

2020.10.02

いま読み直しているのは「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」

会話のできない重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションが可能となる。13歳の時に執筆した本書で、理解されにくかった自閉症者の内面を平易な言葉で伝え、注目を浴びる。本書解説も添える作家デイヴィット・ミッチェルにより翻訳された『The Reason I Jump』をきっかけに、現在28か国30言語で翻訳。世界的ベストセラーに。

 

―思いはみんなと同じなのに、それを伝える方法が見つからないのです。僕たちは、自分の体さえ自分の思い通りにならなくて、じっとしていることも、言われた通りに動くこともできず、まるで不良品のロボットを運転しているようなものです。(中略)僕たちは話さないのではなく、話せなくて困っているのです。

 

伝えたいという思いを抱えながら、それができない苦しさとはなんだろう。

ひとは最期まで、聴覚は残ると言われていることと、つながっているのだろうか。

周囲に気持ちを伝える手段があって、自由に操ることができる幸運をおもう。

 

きのうは、月がよくみえました。