年の瀬を。
2020.11.18
早や11月も下旬に差し掛かり、年の瀬を目の前にすると
一年を振り返ってみたくなる。
ただ、ことしばかりは、一年で締めくくることが容易ではないウィルスが居て
たとえ新年を迎えても見えない不安を抱えて生きる。
どうか、がっかりしないでくれよ(自分で自分に言い聞かせている)
ヴィクトール・E・フランクル「夜の霧」池田香代子訳にあったエピソードを思い出す。
収容所のひとびとが息を引き取ったのがもっとも多かった日は、あるクリスマスが明けたころだったと
-ラテン語の「フィネス(finis)」には、よく知られるように、ふたつの意味がある。終わり、そして目的だ。(暫定的な)ありようがいつ終わるか見通しのつかない人間は、目的をもって生きることができない。ふつうのありようの人間のように、未来を見すえて存在することができないのだ。