第1話:ベビーシッター・亜希子さんに聞く、お母さんのご機嫌の大切さ
2021.07.08
きょうから3話続けて、取材・構成・文:藤沢あかりさんによる記事をお届けいたします。
「第三火曜日は赤ちゃん連れOKの一日」
美肌室ソラは、毎月第3火曜日を親子で一緒にご来店いただけることになりました。
きっかけは、10年来のお付き合いとなる保育士の菅原亜希子さんが、フリーランスのベビーシッターとしても活動を開始されるとうかがったこと。ベビーシッターの必要を感じてお願いしたのではなく、亜希子さんに見ていただけるからこそ、赤ちゃん連れの日を設けようと思えたのです。
大切なお子さんをお預かりし、お母さんの心と体を解きほぐす時間。そこには、なによりも信頼が大切だと感じています。
なぜ、亜希子さんにお願いしようと感じたか。どうして、お母さんをいたわる時間を作りたかったか。
その背景と思いを、3話にわたりお届けいたします。
◆笑顔で育児を楽しむために、体と心をほぐしてほしい
株式会社ポピンズで保育士として働き、アメリカ・ハワイ州の保育園でのボランティア留学、サンディエゴでの1年間の語学留学の経験を持つ、保育士の菅原亜希子(すがわらあきこ)さん。
ベビーシッターとしてお子さまをお預かりするうえで大切にしていること、たくさんのお母さんに接してきたからこそ感じる思いなどを、深くうかがいました。
———ソラでのベビーシッターをお引き受けくださったのはどうしてでしょうか。
子育てをしているお母さんたちは、日々、成長の喜びや楽しみに触れる一方で、不安や心配ごとも尽きません。毎日、お子さまとしっかり向き合っているからこそ、頑張りすぎてわが子の姿が見えていない、という方もいらっしゃるかもしれません。
ベビーシッターに預けるということで不安に思ったり、自分のケアのために子どもを預けてもいいのかしらと感じたりしている方こそ、ぜひご自分の時間を少しでも持っていただけたらと思います。
わたし自身、10年近く舘山さんにお世話になることで、肌をほぐす気持ち良さが、心にも直結すると実感しました。だからこそ、子育てて疲れているお母さんたちにも体感していただきたいです。
◆育児になにより不可欠なのは、お母さんのご機嫌
———お母さんのセルフケアが、子育てにもたらすことはどんなことでしょう。
たった2時間程度でも、少しの間お子さんと離れ、リフレッシュすると、そのあとの親子の時間が、今まで以上に笑顔になれるんです。勤めている保育園では生後2ヶ月の赤ちゃんからお預かりしていますが、どのお母さんも、お迎えのときの笑顔がとってもステキなんですよ。
一日中ずっと一緒にいるだけでは見られない笑顔が、お子さんたちに向けられる瞬間です。
子育てで一番大切なことはなんだと思いますか?
ていねいなコミュニケーションや、規則正しい暮らし、栄養バランス、絵本の読み聞かせ。みなさんそれぞれに、大切にされていることがおありかと思いますし、ぜんぶ正解です。
でも、もっと大切にしたいことがあるんです。それは、「お母さんのご機嫌」です。
お母さんが機嫌よく、笑顔でいることは、子どもにとっても大きな安心につながります。育児に終わりはありませんし、長く続いていくものです。
ずっと1対1で向き合っていると、大切な親子の時間も、どこか流れ作業になってしまうことだってあります。だからこそ、日常の句読点のような存在として、明日からまた子育てを楽しもうと思う原動力として、わたしたちを頼ってくださったら嬉しいなと思います。
続く2回目では、第三者に子育てを任せることで得られる、育児の広がりについてお話ししていただきます。
お申込みはご本人からでなくても大丈夫です。プレゼントとしてのご利用もぜひご検討ください。