「チ。ー地球の運動について」に衝撃を受ける。
2021.10.31
夫が同僚からの評判を聞いて購入したコミック「チ。-地球の運動について―」に
衝撃を受けています。
地動説が異端と呼ばれる時代の、知性と暴力を描いた物語。
どこから話したらこの凄さが伝わるのか、頭のなかを整理しきれないほどすごいのでした。
C教の異端審問官による拷問シーンは、夢にまで出てきそうで…
それがあるから一切読まないという方も多いだろうなと思います。
地動説の証明や研究に、どれほどの犠牲が払われたのか
ガリレオの死から350年後に、裁判の誤りを認めて謝罪した史実も並行し、後味が悪い。
連綿と続いたひとりひとり小さなエピソードがうねりとなって現在がある。
知りようのない来世より、いまこの瞬間が愛しいのだと強く想います。
この先、どの時代まで追いかけるのか、続編がたのしみです。