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「女教皇ヨハンナ(上・下)」

2023.02.09

お客さまに薦めていただいて「女教皇ヨハンナ」を読みました。

激動の中世ヨーロッパを舞台に、ひとりの、知性あふれる女性の物語。

上下巻からなる長編もまったく苦にならず、先を知りたくて止められなくなるほどの小説でした。

読む前の自分には戻れない。やっぱり読書はやめられない、とても個人的な体験だと感じました。

どう生きるか、自分の信念を貫いたヨハンナの姿に胸を打たれる。

 

―大勢の人がおんぼろの共同住宅のなかに取り残され、このまま水位が上昇しつづければ、溺死は免れない状態だった。(中略)「わたしは、わたしが必要とされている場所へ行く」首席司祭のエウスタティウスが桟橋の上で顔をしかめた。「聖下、お立場をお考えください。あなたさまはローマ司教です、教皇です。ぼろをまとった物乞いのために御命を危険にさらされるのですか」「彼らは神の子だ、エウスタティウス。あなたやわたしと同じように」(続く)