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五木寛之著「大河の一滴」

2023.06.03

久しぶりに手に取ると、気付かなかった言葉が乾いた心に沁みるようで。雨が降り続いたから、声に出してみよう。

―また、鎌倉時代の名エッセイスト吉田兼好も『徒然草』のなかで、「ものいわぬは腹ふくるるわざなり」といっています。うれしいことでも悲しいことでも怒っていることでも口に出して発散させないと、おなかの底にたまり、不平不満でふくれてくるというわけです。