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「死ぬのが怖くて死にたくなった日記」

2023.12.13

亀石みゆき著「死ぬのが怖くて死にたくなった日記」は、下北沢B&Bで買えました。

ソラが自費出版した「レモンエアライン」の発売を機に開催していたワークショップに参加していただいた、亀石みゆきさん。イラストや文を書くお仕事をされていらっしゃって、それ以来、旧Twitterをフォローしていて、こちら本の出版を知ることができたのです。

―コロナ禍真っ最中の二〇二十一年三月、突然足が痛くなって整形外科を受診したら、なんとステージ4の乳がんだった!という、怒涛の日々を振り返り、その体験を日記とエッセイ綴りました。

…読んで、読みながら、お会いしたときの雰囲気を思い出しながら、もしわたしがそうなったらどうする。何を想うんだろうって想像したりしながら読みました。なかでも、亀石みゆきさんが病気の診断を受ける3年くらい前に旦那さんのお母さまがステージ4の乳がんと診断されていて、その方の豪快かつ達観したような軽やかなエピソードがとってもいいなと繰り返し読む。

―抗がん剤治療が始まった私に義母は電話でよく「いくら心配したってなるようにしかなんねえんだから、心配するな」と言ってくれるのですが、これは言う人によってはイラっとするかもしれない言葉だけど、義母は実際にいつもそういう姿勢で生きている人なので、単なる気休めや根拠のない希望ではなく心から「(良くも悪くも)なるようにしかならないんだから心配する時間がムダ。そしてその時はその時でなんとかなるものだ」と思わせてくれるのです。(続く)