資生堂ギャラリーで始まった、SHISEIDO art egg 17th 「林田真季」展へ行きました。

現代社会における廃棄物の管理とその結果について、『写真』を活かすうつくしい作品がありました。林田真季さんの作品は、瀬戸内海に浮かぶ美しい島、豊島（の日本最大級の産業廃棄物不法投棄事件）を記録する写真集をソラに置いているほど、注目している作家のひとりです。今回の展示を見て、その作風（と言っていいのか）がますます磨かれたと感じました。

その前に立ち、写るものとその後ろに連綿と続く社会や暮らしを考える作品。ゲルハルト・リヒター展で「ビルケナウ」を観たときに感じたのと似た気分が浮かぶ。