レモンエアライン。
2024.08.22
レモンエアライン、それは、コピーライター・シラスアキコさんの一話完結のミニストーリーを紡いだ小さな本。
ソラを開いてすぐの頃に、熊谷充紘さんを編集にお迎えして出来た小さな本のこと。きのうのお客さまとの会話をきっかけに、ふいに思い出しました。
その熊谷充紘さんは、いま、三軒茶屋で『twililight』(トワイライライト)を営まれています。「レモンエアライン」は、とても贅沢なメンバーが集まってくれました。きっといまならお宝級ですね。鈴木康弘さんに描いていただいたパラパラマンガ。表紙には、小桧山聡子さんのスタンプ。デザインは、タキ加奈子さん。
ファーストフライト/レモンエアライン1205便
2012.12.05
アテンションプリーズ。
レモンエアラインの初フライトへようこそ。
機体はぐんぐんと上昇しています。
家並みや、ビルディング、犬と散歩するひとが、
小さくなっていくにつれ、
あなたの胸の窓はぐんぐん開かれていきます。
分厚い雲の大群を掻き分けて、
ほっかりと澄み切った青空に抜けました。
そこには生まれたての空気、
希望のようなヒカリに満ちています。
レモンエアライン。
ここに浮かび上がる言葉の数々が、
気流に乗ってあなたに届きますように。
そして言葉たちが、
あなたの気持ちをちょっとだけ
ふうわりと軽くする成分と変化しますように。
言葉にはカタチがありません。
触ることもできません。
だからソラに飛ばします。