拾い読みを集めるヒロイヨミ社に。
2014.06.22
雨の季節のワークショップが無事に終わり、
ひと段落ついた頃に、届きました。
ヒロイヨミ社 山元伸子さんから
やわらかい筆跡のお手紙と
「雨の日」 と 「白の詩集」。
そして、今朝は雨が降っている。
「雨の日」は、たいせつな方へお読みいただいているから、
今日は、「白の詩集」からの一篇をここに。
・・・・・
「白い手」
尾形亀之助 作
うとうと と
眠りに落ちそうな
昼 -
私のネクタイピンを
そつとぬかそうとするのはどなたの手です
どうしたことかすつかり疲れてしまつて
首があがらないほどです
ね
レモンの汁を部屋にはじいて下さい
・・・・・
夏至が過ぎ、ますます夏に向かうこのときに
この詩はいいなと思いました。
きっと、山元伸子さんが近くに居てくれたなら
この詩について、
この作者について、
これが詠われた時代や背景について
ちらとおはなししてくれたでしょう。
本との距離を埋めてくれるひとへ、
心からありがとうを伝えたくて。