「Sunny Boy Books」の本棚。
2014.07.05
あゆみ食堂店主・大塩あゆ美さんの投稿をきっかけに
学芸大学にある古本屋さん、「Sunny Boy Books」を知ることができました。
雨の降りそうな日に、とことことこ。
駅から徒歩5分の住宅地に
5坪ほどのお店がちょこんとあります。
壁一面に天井まで届きそうな本棚がぎっしり
海外文学、日本文学、詩集、哲学、建築、
デザイン、美術、写真から
映画、音楽、絵本、料理、旅まで幅広く揃っていました。
すべて、高橋和也さんの選書です。
この星にある芸術や文学を知るには
あまりにも人生は儚いから、
こうして誰かが、本気で薦めてくれるモノに
触れてみよう。
この本棚は、そういうのにぴったりだなと感じました。
ちょうど、一周年の記念冊子が用意されていて、
本を購入したわたしにも、
それを一部分けていただけました。
豪華な寄稿者による、読み応えのある一冊です。
中でも、高橋さんが書かれた
〝「SUNNY BOY BOOKS」の作り方〟が、いいな。
それには、お店を作って維持していくことの厳しさや迷い、
それよりも大きなやりがいのようなものが感じられるから。
高橋さんとの会話を思い出しながら
その余韻に浸る帰り道、
空は相変わらず厚い雲に覆われていたのに、
その向こうにある瞬く星を思わせるような
澄んだ気持ちになれました。