さみしくて仕方ないという日も。
2014.11.19
大げさな言い方をすれば、
ひとは生まれたその瞬間から、
この世界からいつかいなくなることを前提にしている。
時間の長さはまちまちだけど、
それだけは、みんな同じなんですね。
だけど、さみしい。
昨日の訃報は、どーんと心に響くものがありました。
高倉健さんが、お亡くなりになったという。
205本の出演作のうち、
きっと数えるほどしか観ていないけれど
「幸福の黄色いハンカチ」や「ブラックレイン」「あうん」、「ぽっぽや」など
いつも言葉少なな大人の背中を
惚れ惚れと観ていたことを思い出しています。
凛とした姿しか思い出せない。
歯を見せて笑うシーンもあったのでしょうが
背負わなくてもいいようなものまで全部ひとりでしょい込んで歩く
そんな印象ばかりが頭をよぎります。
さみしいな。
こういうときに、眺める絵本。
(あゝ、でもこれもぜんぶいま、生きているってこと)