自宅にあるコミック「式の前日」は、

夫が買ってきたものでした。

式を控えるお客さまからいただいたメールがきっかけになって、

急にまた目を通してみたくなりました。

 

そのたびに、目頭が熱くなるから、しょうがありません。

 

あいにくわたしは、23年前の、

その日の記憶を思い出せないのですが

独り暮らしはこれまで一度もしたことがなく、

その日まで、ずっと両親と一緒に暮らしておりました。

 

式の前日には、

居住まいを正してきちんと感謝の気持ちを伝えただろう。―と、

さっぱり思い出せないその日の記憶を、

自分でそうだったと願いつつ

かけがえのない日々の記憶をつなぎ合わせて懐かしむ。

 

そう、そのお客さまのメールには、こんなことばがあったのです。

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今日は家族4人で夕ご飯を食べました。

すごくリラックスして、よい思い出となりました。

皆さんのお陰で無事に明日を迎えられそうで、ありがたいことだと思います。

またご報告させていただきますね。

・・・・・

 

お嫁に行っても、

いくつになっても、

わたしは、あなたの子どもです。

「ありがとう。」