勘三郎さんの死を。
2012.12.07
ものすごくたくさんの時間を、メディアは勘三郎さんのことでいっぱいにしています。
勘三郎さん。
歌舞伎は、まったく知らないと言っていいほどの知識しかございませんが、
運よく、ほんとうに運よく、去年、勘三郎さんの舞台は一度、拝見したことがございます。
「文七元結」
イキイキと舞台を縦横無尽に駆け巡って、伸びやかなお声で演じられているお姿が、
昨日のことのように思い出されます。
そして、ほんとうに大笑いながら、涙をこぼしながら観ていたことを思い出します。
こういう偉大な方の死を知ると、
改めて、ヒトは『死』という当たり前のことに気づかされるんですね。
生きていることを、いつもより少し、考えることができそうな気がします。