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からだは206個の骨からできている。

2015.07.30

先日、紀伊国屋書店で見つけた本を読了し、

その感想を今日はここに書かせていただきます。

滝村佳子著「からだの声、聞いてる?」

 

著者は、1957年生まれ、兵庫県出身。

薬剤師として20年間に約18万人のカウンセリングをされた経験から

〝同じからだの症状の人には、同じ口グセがある〟ということに気づき、

こころとからだの結びつきについて、専門医学(東洋医学、生理学、心理学)を

学び始められたそう。

 

疫病や伝染病が減るいっぽうで、

生活習慣からくる慢性疾患が増加する現代。

身体の不調を薬で改善しようとするひとが多く

薬漬けになっていることに気づいていても、

それを止める術を知らずに、悪循環に陥っているのではと

書かれていました。

 

そう、

自分のからだの声に、耳を傾けてみること。

いま起きている不調や違和感の原因を、考えてみること。

これは、ほかの誰も真似することができない

本人だけの特権ですね。

 

たとえば、わたしたちの身体は206個の骨で出来ています。

その骨ひとつひとつを意識してゆっくり動かしてみましょう。

鏡の前で二本足で立ち、からだをまっすぐに

自分を観察してみましょう。

正面も、側面も、できれば後姿も。

 

身体はまっすぐに立てていますか。

腰はゆがんでいませんか。

肩の高さは左右違っていませんか。

手の長さは左右同じ長さでしょうか。

顎は前のめりになっていませんか。

 

頭のてっぺんから糸で引くような姿勢ですーっと立てていないとき、

まず、自分がどんな姿勢かしっかり観察してみましょう。

いつものクセが、姿勢に表れていることもあるでしょう。

 

鏡の前で、一日一回まっすぐに立つ。

ふーっと大きく深呼吸しながら、

自分をじっくり観察してみる。

 

緊張や不安や、期待や小さな苛立ちを

そのとき一緒に吐き出すように。

 

大丈夫。

ありのまま、いま生きていることに感謝して。

からだの声