ソラのSNS
2020.09.30
「おくのほそ道」は一読したぐらいでは到底読んだとは言えないけれど
いまそれを遥に遡る「万葉集」に手を伸ばす。
その時代に生きた先人たちの、愛と悼むこころの響き
あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る (20 額田王)
―美しい紫色を染め出す紫草の野を行き、立ち入りを禁じられた野を行き、野の番人が見るではありませんか、あなたがしきりに私に袖を振るのを。
添えられた解説を読んでようやくすこし理解でき、
もう一度音読すると、古の世へイメージが膨らむような
そうでもないような