しみじみと「人生フルーツ」
2017.03.17
涙もろくなってきたのか
またしても涙腺弱くて困ったものでございます。
「人生フルーツ」
ポレポレ東中野劇場で、4か月も続くロングラン。
津端修一さん90歳、英子さん87歳、風と雑木林とある建築家夫婦のドキュメンタリー。
気になっていた作品ですが、何人かの方に相次いで薦められて
これはもう、はじめてのポレポレ探訪行くしかないと
出かけてまいりました。
おふたりの暮らしを淡々とつないだ作品は、
しみじみと、これから先も幾度となく頭に浮かぶでしょう
いつも通りの草むしりのあと
昼寝をしたらそれっきり起きてこなかった修一さん。
(こんなこと言ったら怒られるかな)
英子さんは、すこし胸を撫で下ろしたんじゃないかと思いました。
だって、修一さんをひとりにさせるなんて、考えただけでも切ないもの
子どものころ裏山で遊んだ記憶が蘇り
落ち葉がやがて土に還ること、その土はふかふかしてあったかいことを
手のひらの感触までも思い出しつつ
‘人生は、だんだん美しくなる’
おふたりの本を求めたら、うれしいニュースが折り込まれていました。
ひとりになった英子さんのはる・なつ・あき・ふゆに密着した
第三弾の発売が決まったそう。