サリンジャーを読むこと。
2015.05.27
いま、J.D.サリンジャー作「ライ麦畑でつかまえて」(野崎孝 訳)を、
読み始めています。
シラスアキコさんの出張ワークショップ〝ほんとの日曜日〟に向けて、
その企画や、その会を作っていくために。
三田修平さんのお店、ブックアパートではじまったこのワークショップは、
次回7月4日(日)のこの会で最終回を迎える予定。
最終回には、ゲストに小木戸利光さんをお招きして、
《サリンジャーとあなたの17歳へのメッセージ(仮)》を。
「ライ麦畑でつかまえて」
読んでいるのは、1964年に発行された野崎孝さんの訳のものです。
もうずいぶん前から、この本のことは見たり聞いたりしていましたが、
こうして手にとるのははじめてで、
読み始めたいま、本を読み進めることに体力がこうも要るのかと
ふうふう言いながらページをめくって、また閉じて。
アメリカ文学にある特長的なリズムと、
そのころの様子や暮らし方に触れながら
17歳だった自分と重ねています。
あのころと、いまは、何が変わったのかなぁ。
ずいぶん年を重ねて参りました。
分別がすこしはついたのでしょうか。
青臭くて上手く言葉にできなかったあの頃のエネルギーを、
ほんのちょっぴり思い出してみる。