絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」より。
2015.03.08
めずらしく夫が、絵本を買いました。
「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」という絵本。
どうやら、テレビで紹介されたところを見て、気になったそうでございます。
それは、2012年にブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議での
あるスピーチをもとに描かれた本。
南米の小国ウルグアイのムヒカ大統領のものでした。
その大統領は会議が終わりに近づいていたころ、
質素な背広にネクタイ無しのシャツ姿で檀上に立ち、
静かに語りはじめたのでした。
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貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、
無限に欲があり、
いくらあっても満足しないことです。
・・・・・
現代のひとびとの暮らしは、
大量消費、大量生産の繰り返しであり
まさに、そのサイクルに飲み込まれようとしているのは
わたしたち自身なのでした。
とても大きな問題を投げかけている、たいへん貴重な演説です。
この数百年の間に築かれた世界の仕組みを、
見直すためには、
ひとりひとりは何が出来るのでしょう。
幸福について、
考えてみることから始めようと思います。