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林芙美子作「放浪記」を読んでいます。

2015.09.26

森光子さんの舞台で、不動の人気を誇る名作として知られています。

この秋、仲間由紀恵さんが演じることでも話題になっていますね。

―林芙美子作「放浪記」を、読み始めました。

 

・・・・・

私は宿命的に放浪者である。

 

若き日の日記をもとに記された林芙美子生涯の代表作。

舞台は、第一次大戦後の東京が舞台。

地方出身者の「私」は、

震災を経て変わりゆく年の底辺で、貧窮にあえぎ、職を転々としながらも、

逆境におしつぶされることなくひたすらに文学に向かって

まっすぐに生きる。

・・・・・

 

47歳に心臓麻痺で逝去する人生の

ほぼずっと途切れることなく書き続けた作品を、

読んでみたいと思ったのは

やはりこの企画をはじめてからでございます。

 

期せずして同じころに出遭ったおふたりをお招きする会、

「おんな作家たちの献立と、文明開化」

海月書林 市川慎子さん、イラストレーター中澤季絵さんと

明治を駆け抜けた女性たちのエネルギーを、感じられたらいいな。

 

お席は残り2席ございます。

10月18日(日)13時~

お茶うけに村上開新堂のクッキー缶をご用意してお待ちしております。

くわしくは http://bihadasora.com/archives/11835

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