「ほんほん蒸気」の海をたのしむ。
2016.11.20
「ほんほん蒸気」は、
編集・発行を、おふたりでされるリトルプレスのなまえです。
「北と南」の河内卓さん、「ヒロイヨミ社」の山元伸子さんのおふたりで
先日、三鷹の古本屋「水中書店」さんで求めることができました。
「ほんほん蒸気」創刊号と、第2号。
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創刊号をつくってから一年がたって、
また、秋がやってきました。
今号のテーマは、<海>です。
本を書く人、読む人、作る人、売る人…
本の周辺のさまざまな方々に、
三つの作品を選んでいただき、
あわせて文章をよせていただきました。
小説、批評、エッセイ、詩、短歌、俳句などなど、
ジャンルもさまざまな紙上の海を、
どうぞ、おたのしみください。
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それぞれの紹介する三つの作品は、
たまに知っていたものもあれど
そのほとんどははじめて聞く作品ばかりでございます。
世に出ている読み物がいかに多くて、いかに自分が知らないか。
この一生のうちに、出会えるものはわずかでしょう
一文でもいい、はっとするような言葉に出会う本との旅を、
これから先も続けていこうと思います。
―地球は、その表記とは裏腹に、水の惑星なのだ。 (“孤島の地理哲学” 加藤政洋)