祖父は、孫であるわたしたちにまで、遺してくれたものがありました。

皆に公平に渡るように配慮して、

受け取った者が自由に使えるように選んでくれたのだと思います。

金地金を初めて手に持ったとき、その価値をようやく理解したような気になりました。

 

ことしの金相場は目まぐるしく上がっていました。

世界の不安を目の当たりにし、

いまも祖父に気づかせてもらうことがたくさんあるなあと思います。

 

さて、受け取った私がしたことは、三姉妹で持つペンダントに仕立てるということでした。

ご近所のZORROさんに仕立てていただいたのは、ちょうど8年前

ソラをオープンさせたその年のこと。

末広がりを願った八角形のモチーフは、眺めるたびに小さな勇気をもらえます。

 

ジュエリーには、それぞれにエネルギーがあるような気がします。

身に着けることで、守ってもらえるようなあたたかい気持ちになれるもの