「石岡瑛子展」
2021.01.27
やっぱりこれだけはどうしても観ておこう、と行ってまいりました。
「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」
清澄白河駅からの道は人もまばらだったのに、
予約した時間の場内は大勢の観覧者で埋め尽くされておりました。
皆、色とりどりのマスクで覆い、熱心に見入っていました。
資生堂時代から始まり、パルコや角川書店などのアドバタイジングや映画、舞台など
様々なステージでの圧倒的なオリジナリティ。
タイムレスであれと肉声が響く空間で、押しつぶされそうなエネルギーを感じます。
なかでも、北京オリンピックのコスチュームディレクターとして遺した衣装の数々は
実際の衣装と、開会式の映像とが相まって、統制された群舞の美しさに目を奪われます。
石岡瑛子さんの熱量と、それを支える技術者の凄さ
そのオリジナリティは、時を超越する力がある。