うぐいすは声。
2021.04.10
幹に手をあてて仰げど末(うれ)たかくほとんど声として在り鳥は
小原奈実
短歌同人誌「穀物」創刊号より
*****
山に行くと、ときどき声でうぐいすに会う。
これまでたった一度だけその姿をみただけで、うぐいすは声でそれとわかる鳥でした。
この歌を読んだとき、あゝうぐいすだと思い出したのです
最初、“末(うれ)たかく”という言葉がわからなくて
検索してみてもピンとくるものがなく
俳句をする父にメール。
父)全然分かりません。調べてみるね。
…小一時間後…「うれ」というのは、草や木の先端を言っているみたい。
と、二度目の回答。
こうしてするやり取りもまた、いいなと思った一日でした。