「個人的な三ヵ月」
2021.06.07
植本一子さんの最新刊「個人的な三ヵ月」を読みました。
日曜日の朝に放送されたNHK「目撃!にっぽん」の取材期間と同じ、
2021年1月から3月末までの日記です。
「かなわない」の発売から5年が経ち、その分だけ年を重ねた一子さんとふたりの娘たち
書くことで交通整理をしているような、ゆっくりと徐々に整っていくような印象を持ちました。
日記なので、その日に、自分は何をしていたかなと
手帳を見返しながら、自分自身を振り返ることもでき。
一子さんがこう感じていた日に、あゝわたしはこんなことをしていたんだと
同時代に生きてることを実感するのも面白い。
なかで一番心奪われたのは、3月14日 日曜 晴、小学校を卒業したばかりの上の娘さんのエピソード。
ー(前略)「スーパーハッピーラッキーデイだよ!できないのにバク転できそうな気分」と最上級な状態の娘。こちらまで幸せな気分に。