『青のない国』展より。
2014.09.03
山陽堂さんで開催中の
長友啓典 個展『青のない国』を、見て参りました。
休憩時間にふらりと寄るに
ソラからはちょうどいい距離とサイズ。
青と黒のコントラストで描かれた作品を眺めながら、
絵本「青のない国」を読むひとときを。
子どものころ、
理科の先生だった父に
「今見えている色は、その色を反射してるんだよ。」と
教えられました。
そのことばを何回も何回もことあるごとに聴いていたら
あるときふと、あゝ太陽のおかげで色があるんだねと
子どもながらに腑に落ちたのです。
空にときどきかかる七色の虹は、
太陽のヒカリを水蒸気が反射して見せてくれる絵画。
降り注ぐ太陽のヒカリによって
ひとの目で見えている七色の組み合わせが
この地球に色を与えてくれている。
この『青のない国』を読みながら
もし、世界に色が無かったら
豊かな感情や情緒が生まれなかったかもしれない…
この星に、生まれてよかったと想う朝。
(写真は山陽堂さんのサイトより)