ニライカナイとアフンルパラ。
2014.11.05
平野紗季子さんのはじめての著書「生まれたときからアルデンテ」の
出版社だというきっかけで、平凡社さんのツイッターをフォローしています。
出版されているご本の情報をいただく中で、
〝おとなの旅の道案内・太陽の地図帖〟が気になりはじめました。
そしてとうとう、最新号「アイヌの世界を旅する」を読んでいます。
ちょうど、サニーボーイブックス高橋和也さんに
〝アフンルパラ通信〟を分けていただいた矢先だったのもご縁でしょうか。
アイヌの言葉も文化も民族も、
いままで何も知りませんでしたから、
その言葉の響きや概念を
あまり先入観を持たずに感じることができました。
はじめて読むこどば、「アフンルパラ」
それを読んだとき、
なぜか、ずいぶん前に観た映画「ニライカナイからの手紙」を
思い出したのです。
それ以来、一番離れている北海道と沖縄のふたつの言葉が、
似ているという考えが、頭のどこかでぐるぐるしていて。
アイヌで言われる「アフンルパラ(あの世への入り口)」と、
沖縄辺りで言われる「ニライカナイ」。
先人から伝えられることばには、
いろんな想いが込められているのでしょう。
いまを生きるわたしたちも、
いつかはこの世界から姿を消していく。
その、いつかをほんのときどき想ってみよう。
何も変わらないかもしれないけれど、
すこしやさしくなれるかもしれないから。
写真は、このポスターをデザインされたキックアンドパンチさんのサイトより。