東京都現代美術館に観る、星座。
2015.01.28
お客さまからいただいたご案内を手に、
開催中の「未見の星座」展へ行って参りました。
はじめての、東京都現代美術館。
清澄白川駅から深川資料館通り商店街を抜けてとことことこ。
大きな大きな木場公園に驚きながら、
大きな大きな東京都現代美術館の館内へ。
そのむかし、夜がもっと暗く長かったころ
ひとびとは星に命を吹き込んではつなげていきました。
時には動物、時には神々が宿ると信じていた星座というつながりに。
この展覧会では、
世界にばらまかれた点と点の「つながり」を発見し、
新たな星座をつかまえようとする作家たちの試みを紹介すると
書かれていました。
ほとんど初見の作家作品ばかりです。
趣向を凝らした展示方法に目を白黒させながら進みます。
最後、淺井裕介作〝泥絵〟の大作に、感動しました。
テニスコートがすっぽり入る大きな白い空間に、
白いはずの壁がまったく見えないくらい大小様々な動物たちがうごめいて。
天井も床も、そびえたつ壁も全部
あらゆる世界の泥や土で塗られていました。
圧倒的な熱量を全身で感じられる作品です。
3月22日(日)まで。