見ている世界に差があるということ。
2015.09.05
熊谷充紘さんの企画 伊藤亜紗&難波創太『会話で食べる=会食』で
その書籍のことを知り、
伊藤亜紗著「目の見えない人は、世界をどう見ているのか」を読みました。
ニコラさんで開かれた会へは出席することができなかったのですが、
その企画主旨にも大いに共感しています。
“「見えない」ことは欠陥ではなく、脳の内部に新しい扉が開かれること”
と書かれた本文に、時間を忘れて引き込まれていきました。
そして、熊谷さんも書かれているように、
わたしも、〝ソーシャルビュー〟のくだりに心奪われています。
脳科学についての読書が続いたせいかもしれません。
ソラで開く読書サロンなどで、それを実感していたから…
同じ詩歌を、初見しているひとたちの感想が
ほんとうにひとぞれぞれに違うことがありました。
書かれた文字を読むことひとつとってみても、
そこから得る印象や、ひとの想像力には
無限にも思える差が生まれる不思議。
ひととの違いを理解する。
ほんの些細な違いに気が付ける。
読書サロンには、そういう歓びもあるのでしょう。
9月9日(水)19時~ソラの読書サロンがございます。
お席は残り1席となりました。
お申込みを contact@bihadasora.com にてお待ち申し上げます。