後味のいい文。
2016.03.13
蜂飼耳(はちかい みみ)著「孔雀の羽の目がみてる」、読了。
ヒロイヨミ社 山元伸子さんの薦めてくださったものは、
やはりどれも上質な文章のものでした。
こうして毎日書いているのだから、
すこしずつでもいい文を書けるようになりたいと
良いと言われる文章を目で追うようにしているけれど。
・・・・・
ある日、孔雀は怒った。
突然ぱあっと開いた羽の先に模様の目がいくつもならんだ。
いくつもならんでいっせいに見た。
この瞬間を憶えておこうと思った。
・・・・・
そう思ったこと、子どものころにあったかもしれない
いや、あまりにも感動的な文に出会って、
一瞬にして記憶をすりかえているだけなのでしょう。
孔雀の羽に目があるとは、すごい。