雨の根津美術館。
2017.06.14
雨の降る日の根津美術館は、
敷石や木々が、とても美しく見事でございました。
いま、「はじめての古美術鑑賞 紙の装飾」展が開催されています。
掛物になった歌や詩は、読めないからと素通りしていましたが、
見事な手仕事でその紙が装飾されていることを
いまさらちょっぴり理解いたしました。
金箔や、雲母刷りや引染めなど
いまも残るその技を、しみじみと鑑賞できます。
園庭に降りると、しっとりと濡れた敷石が黒く落ち着いた輝きを持ち
しなだれた木々をくぐって歩くのが
都会にいるのを忘れさせてくれるよう
森の中を歩くみたいで気持ちよかったです。
梅雨は、梅雨ならではのたのしみを