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肌は、サランラップほどの薄さで守る。

2017.09.23 Saturday

わたしたちの身体を覆う肌は、

サランラップほどの薄さだと言われています。

1ミリ満たない繊細さで、昼夜日々、守ってくれる最大の臓器。

 

なかでも顔は、脳と直結する感覚器が集まるところ

常に世界とつながって、自分の置かれた環境を察知しています。

外からの刺激を浴び続けつつ

中の様子も刻々と表現するのがお肌の仕事。

 

ストレスを消化できなかったり、

胃腸が荒れたり疲れたりしてると、

吹き出物として現れたり。

貧血や睡眠不足が重なると、くすみや顔色悪くなってみたり。

 

お肌は、バロメーターでもあるのです。

 

夏の間、紫外線をたっぷり浴びたお肌なら

火照りをやさしく鎮静し、しっとり潤いチャージしてあげましょう。

日焼けした肌を無理にピーリングするのは禁物です。

まず鎮静、そしてたっぷりの水分と美容成分でゆっくり保湿。

 

今日は秋分、もう秋ですね。

 

 

映画「ダンケルク」より。

2017.09.21 Thursday

公開中の映画「ダンケルク」を、観てまいりました。

クリストファーノーラン監督が挑んだ第二次世界大戦の一端。

兵士たちの生き残りをかけた、大いなる撤退を描いた作品です。

 

公式サイトにはこう書かれていました。

海の町ダンケルクに追い詰められた英仏軍40万人。
若き兵士トミーは絶体絶命の地から脱出できるのか?

フランス北端ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士。背後は海。陸・空からは敵――そんな逃げ場なしの状況でも、生き抜くことを諦めないトミー(フィオン・ホワイトヘッド)とその仲間(ハリー・スタイルズ)ら、若き兵士たち。

一方、母国イギリスでは海を隔てた対岸の仲間を助けようと、民間船までもが動員された救出作戦が動き出そうとしていた。民間の船長(マーク・ライランス)は息子らと共に危険を顧みずダンケルクへと向かう。英空軍のパイロット(トム・ハーディー)も、数において形勢不利ながら、出撃。こうして、命をかけた史上最大の救出作戦が始まった。果たしてトミーと仲間たちは生き抜けるのか。勇気ある人々の作戦の行方は!?

 

わたしたちの祖父母や、父母が体験したそのときのことを、

ほとんど何も理解していないんだろうなと

こうして大戦を扱う作品を観るたびに感じます。

 

それは、きっといくら観ても、聴いても、読んでも

追いつかないくらいにたくさんの事があったのでしょう。

 

否応なく巻き込まれていく市井のひとびと

誰にだって故郷に戻れば、家族が待っていただろう。

 

未経験の私には、遠い昔の出来事のひとつとして

日常に戻った途端にすぐ忘れてしまうけど

忘れてもまた思い出して、

二度と起こしてはいけないと願い続けよう。

 

泡のように儚い一生を、争いで亡くすことのないように

 

 

無事終了|声が融け合う瞬間に。麻生要一郎さん特製弁当付きスペシャルバージョン。

2017.09.20 Wednesday

昨日は、CANTUS太田美帆さんをお招きする月に一度の声のワークショップの日。

青木隼人さんが、新作アルバムを持って駆けつけてくださるというサプライズ!

 

料理家 麻生要一郎さんの特製弁当を

皆でほおばるなんとも贅沢で特別な回でございました。

食後にいただくhumming bird coffee 吉村タケシさんのコーヒーが美味しい。

 

声が融け合う瞬間に、想うこと。

もうきっと戦争もいじめも、この星から無くなるよ。

…という持論がさく裂するのです。(笑)

 

なぜなら、ひとの声は、どんな音も高さも大きさも

すべてを許容し包み込む、それはそれは美しい響きだから。

目を閉じて声を出し、声が融け合う瞬間に、

ありのまま、そのままでいいんだよと言ってもらえたような気持ちになるのでした。

 

次回も、ご好評にお応えして料理家 麻生要一郎さんの特製弁当付きのスペシャルバージョン。

そして青木隼人さんも、駆けつけてくださいます。!

10月17日(火)あさ10時~12時に、ぜひみなさまのお越しをお待ち申し上げます。

声が融け合う瞬間に。珈琲付き朝の歌じかん

麻生要一郎さんの特製弁当付きスペシャル

10月17日(火)あさ10時~12時くらい

おひとりさま4,000円(税込)

定員10名さま(満席)

キャンセル待ちの方の受付をさせていただいております。

お申込み:contact@bihadasora.com

※おなまえ、ご連絡先アドレスと携帯番号、参加人数を明記の上、

件名「歌のレッスン」とし、メールにてお申込みください。

男性のご参加も大歓迎です。

※先着順にて受付しご本人様へメールにてご連絡/報告申し上げます。

(ご返信は、一営業日中には必ずお返しいたします。

tateyama@bihadasora.comからのメールを受信

できるようにご設定おねがいいたします。)

 

 

動かさないと動かなくなる。

2017.09.18 Monday

「動かさないと、動かなくなる。」と教えてくれたのは

スタジオタイラのTakakoさんでした。

いまも、月に一度のペースで、マシン・ピラティスレッスンに通っています。

 

日々変化(老化)していくこの身体

動かさないと動かなくなる。

 

関節の可動域が狭くなり、

動かしていない筋肉はどんどん細くなっていくから

肩や背中が前傾に、足はいつしかO脚に靴は側面ばかり減っていく。

 

ラクだと思ってする姿勢、

骨格や内臓にとってマイナスだと気づいてから

電車で座る姿勢が変わりました。

 

年をとるのは止められないから

せめて、老化速度をゆったりと。

日々、動かしてあげましょう。

 

お肌もきっと同じです。

お手入れは、できるだけ若さを保つ秘訣と思って

二重あごも、たるんだ頬もみたくないもの

是枝裕和監督「海街ダイアリー」より

2017.09.17 Sunday

録っておいた「海街ダイアリー」を、観る。

是枝裕和監督が、漫画家吉田秋生のベストセラーコミックを原作に

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが、織りなす四姉妹の物語。

2015年に公開されました。

 

ちょうどいま、「三度目の殺人」が公開されたことも手伝って

是枝監督と広瀬すずさんを目にする機会が増え、

ハードディスクにあったこの作品を思い出したのです。

 

ひとりの父につながる、四姉妹。

父の病没を機に、腹違いの四女が三姉妹の住む鎌倉の家にやってくる。

高台の古い日本家屋には、庭に出る縁側があり、

二階から遠くの海を眺めることができ

四季折々の景色がそれは見事に広がるのでした。

 

四姉妹それぞれを取り囲むひとびととの関わりも、

やるせない日常がにじみ出て

2時間強という時間が、しみじみと家族を作り上げます。

 

ぶつかることもある。

たとえ理解できなくても、受け入れる。

きっと家族は、助け合って生きていく。

 

数学をたのしめますように。

2017.09.15 Friday

あれはきっと、確率とか素因数分解とかに触れたころ

数学は、わからないと決めつけてしまった。

…ことを、大人になってからたびたび後悔しています。

 

だからか、数学が楽しくなると書かれた表紙に目を奪われて

「数の悪魔」をすぐ購入。

カチコチの脳みそが一度では理解してくれなくて

いま、二度目の‘ピタゴラスの宮殿’に入っています。

 

数学のおかげで暮らしが成り立つといっても過言ではなく

数学のおかげで便利な世の中になっていて

だったら、もっと数学に親しめたほうがいいよねと思う。

 

たとえば、円周率に宇宙を感じるみたいに

 

「小さな歌」より

2017.09.14 Thursday

青木隼人さんのCD「小さな歌」が、もうすぐ発売されますね。

サイトには、その覚え書きも記されていて

すこし試聴もできるから

あゝ青木さんの音楽だ…と安心しながらたのしみに待っています。

 

青木隼人さんの音楽は

雨の日も、晴れた日も、昼間も夜も

まるで鳥のささやきや木の葉が揺れるように、そこにある。

 

ふたりの会話がうつくしい旋律に変わるような

いま読んでいる小説に、ほっとするエピソードが潜んでいるような

その空間を上質にしてくれる音楽。

 

かけていることを忘れて

いつの間にか穏やかになっている自分に気づく。

写真は、青木隼人さんのサイトより

 

 

夕焼け空は、死のれんしゅう。

2017.09.13 Wednesday

大好きな詩人、まどみちおさんの作品を

探したくなるくらい

昨日みた夕焼けは、燃えるようにうつくしかった。

 

れんしゅう まどみちお作

きょうも死を見送っている
生まれては立ち去っていく今日の死を
自転公転をつづけるこの地球上の
すべての生き物が 生まれたばかりの
今日の死を毎日見送りつづけている

なぜなのだろう
「今日」の「死」という
とりかえしのつかない大事がまるで
なんでもない「当たり前事」のように毎日
毎日くりかえされるのは つまりそれは

ボクらがボクらじしんの死をむかえる日に
あわてふためかないようにと あの
やさしい天がそのれんしゅうをつづけて
くださっているのだと気づかぬバカは
まあ この世にはいないだろうということか

 

 

東北歴史博物館にて。

2017.09.12 Tuesday

年に一度の母との小旅行へ、一昨日、仙台にある東北歴史博物館まで足を運びました。

縄文時代から昭和初期までの暮らしを駆け足で覗きみます。

 

なかでも、縄文時代の土偶に目を奪われて

しばらく妄想に浸ってしまうほど

 

その土偶は、異星人を模したのではと思えるくらいに

そのころの暮らしぶりからかけ離れたいで立ちで

見事な装飾を身につけて、頭にも大きな髪飾り

靴のようなものも履いているように見える立派な立ち姿。

 

(うーん、異星人がこの星にやってきたんだ、そうに違いない)

…という妄想を、しばらくずっと楽しんでおりました。

 

はるか昔、2500年前のものというその土偶は

誠に見事な出来栄えで

左右対称のバランスもうつくしく

その模様には、祈りが込められているのかな。

 

瞬時にタイムスリップできるたのしさは、

博物館の醍醐味です。

さっきまでのモヤモヤは、いつの間にか消えたのでした。

考える葦。

2017.09.11 Monday

写真家 植本一子さんが、髄膜炎のために入院されました。

つい先日退院後に投稿されたインスタグラムに気づかされ

このことばを思い出したのです。

 

(ひとは)考える葦である。

 

17世紀フランスの思想家パスカルのことば。彼は代表作『パンセ』の冒頭で、「人間は自然のなかでもっとも弱い一茎(ひとくき)の葦にすぎない。だが、それは考える葦である」と述べている。広大無辺な宇宙に比べれば、人間は無に等しく、「一茎の葦」のごとく弱く悲惨な存在にすぎないが、それは「考える葦」であり、思考によって「宇宙を包む」ことができる。ここに人間の尊厳があり、偉大さがあるという。このような偉大と悲惨、無限と無という相矛盾しあう二律背反のなかで、揺れ動く人間の存在を、パスカルは「考える葦」ということばで象徴させているのである。なお、この句は聖書の「傷ついた葦」(「イザヤ書」「マタイ伝福音(ふくいん)書」)に由来する。[香川知晶]

 

就寝中にみる夢のことはわかりませんが、

とにかく一日中、頭の中で何かがうづく。

いつも何かを考えてる。

 

考えることは止められなくて

でも、ときどきはそこから離れたく。

ただただ外を歩いてみたり、

あてもなく伊勢丹をぶらついたり。

 

考えて、考えて、考え続けているときに

ふっと視界が開くような瞬間がやってきて

それを求めてまた考える。

 

想像力は、宇宙をも包む。

 

 

 

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