2014.12.31 Wednesday
アテンションプリーズ。
今年最後のレモンエアラインへ、ようこそ。
2014年の、
最後のディナー、
最後のデザート、
最後のコーヒー、
最後の新聞、
最後のおしゃべり、
最後のあくび。
ひとつひとつが
終わっていき、
それらは夜の宇宙に吸い込まれていきます。
そしてブランケットの中で目が覚めると、
最初のヒカリ、
最初の「おはよう」、
最初のハミガキ、
最初の朝食、
最初のジョークが、
2015年という
真っ白なノートに彩られていきます。
はじめられるって、
なんて気分がいいのでしょう。
はじめられるって、
なんて贅沢なのでしょう。
わたしたちは、
はじめられる、
という才能をもらいました。
レモンエアラインは、
ま新しい宇宙へ飛行を続けます。
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◎レモンエアラインが本になりました。
コチラのスペシャルサイトもごらんくださいませ。http://lemonairline.com/
シラスアキコ(文筆家)
クリエイティブユニット「color/カラー」(www.color-81.com)の
コピーライター・クリエイティブディレクターとして活動。
「モノ語りのあるモノづくり」を大切に、
企業のブランディングから商品開発、プロダクトデザインの企画、
広告制作、ラジオCMなどを手がける。
60年代の日本映画とフランス映画、赤ワインが好物。
*レモンエアラインは、毎週水曜日に出航です。
こころがふうわりと浮遊する軽やかなじかんを、お楽しみください。*
2014.12.31 Wednesday
年の終わりに、
新年の誓いを立てるといいと言われています。
これからは、できるだけこだわりを持たないでいられたらな、
と思います。
思えば、ちょっとしたことをよくよく気にしておりました。
goo辞書には、こうあります。
・・・・・
「こだわる(こだはる)」
1、 ちょっとしたことを必要以上に気にする。
気持ちがとらわれる。拘泥(こうでい)する。
「些細(ささい)なミスに―・る」「形式に―・る」
2、 物事に妥協せず、とことん追求する。「素材に―・った逸品」
3 、つかえたりひっかかったりする。
「それ程―・らずに、するすると私の咽喉を滑り越したものだろうか」〈漱石・硝子戸の中〉
4 、難癖をつける。けちをつける。
「郡司師高―・って埒(らち)明けず」〈浄・娥歌かるた〉
・・・・・
小さなこだわりを、
2014年に置いて行こう。
目に入るものすべてが、新しく見えますよう。
2014.12.30 Tuesday
毎年この日の放送をたのしみにしている音楽番組
TBS「クリスマスの約束」を観終わりました。
総集編っぽく編成されていて、ことし新しく歌われたのは2曲。
ネット上ではいろんなコメントが飛び交っているようです。
その中で、冒頭に合唱されたこの歌が
まる二日以上たっている今も、心に響いていて。
「最後のニュース」
筑紫哲也さんがキャスターを務められたニュース23のために、
井上陽水さんが書き下ろされた曲だそう。
いまから四半世紀前に書かれた歌の世界と、
今の世界は、すこしは変化しているのでしょうか。
新聞やテレビの多くが、ことし一年を振り返っている頃。
普段、忙しさにかまけて見ようとしてこなかったことに
ほんのすこしだけ気持ちを傾けてみる。
青く輝くこの星が、もうすこし続きますように。
・・・・・
「最後のニュース」
井上陽水 詞・曲
闇に沈む月の裏の顔をあばき
青い砂や石をどこへ運び去ったの
忘れられぬ人が銃で撃たれ倒れ
みんな泣いたあとで誰を忘れ去ったの
飛行船が赤く空に燃え上って
のどかだった空はあれが最後だったの
地球上に人があふれだして
海の先の先へこぼれ落ちてしまうの
今 あなたにGood-bye
ただ あなたにGood-bye
暑い国の象や広い海の鯨
滅びゆくかどうか誰が調べるの
原子力と水と石油の為に
私たちは何をしてあげられるの
薬漬けにされて治るあてをなくし
痩せた体合わせどんな恋をしているの
地球上の酸素、窒素、フロンガスは
森の花の園にどんな風を送っているの
今 あなたにGood-bye
ただ あなたに Good-bye
機関銃の球を体中に巻いて
ケモノ達の中で誰に手紙を書いてるの
眠りかけた男達の夢の外で
目覚めかけた女達は何を夢見るの
親の愛を知らぬ子供達の歌を
声のしない歌を誰が聞いてくれるの
世界中の国の人と愛と金が
入り乱れていつか混ざりあえるの
今 あなたに Good-bye
ただ あなたに Good-bye
(歌詞は、うたまっぷ.comより)
・・・・・
2014.12.29 Monday
昨日は、ソプラノ小林沙羅さんの歌声を聴きたくて、
ファンタスティックガラコンサートへ参りました。
神奈川県民ホールの40周年を記念する贅沢なプログラム。
オペラとバレエを同時に楽しめる機会に
この日がとても待ち遠しくて。
はじめて、上野水香さんのバレエを鑑ることができたのもうれしいな。
「くるみ割り人形」よりグラン・パ・ド・ドゥ、
サクソフォンの上野耕平さんが加わった管楽器5重奏で、スカラムーシュより1、2、
それぞれ美しい衣装に替えられた上野水香さんと高岸直樹さんの
バレエを堪能することができました。
舞台の上を舞う蝶のように
しなやかにくるくると
宙に浮いているような軽やかさ
足や手はどこまでも伸びていくよう。
小林沙羅さんのドレスは、
まるでシンデレラみたいな空色のふわりとしたボリュームで
散りばめられたビジューがキラキラ輝いています。
オペラグラスがあればよかったと
悔やむくらいに、全身で表情豊かに表現されていました。
プログラムの最後は、
「椿姫」より〝乾杯の歌〟を、
4人の歌い手の方が華やかに盛り上げてくださいました。
オーケストラの音を浴びながら
オペラを聴き、バレエを観る時間。
先人たちが愉しんでいたものを、
感じられることに感謝して。
もうすぐ、2014年の幕が下りると思いながら。
写真は、上野水香さんのサイトより。
2014.12.28 Sunday
昨日が、ソラの今年最後の一日でございました。
キャンドル作家Pumさんにお作りいただいた
小石みたいなコロンとしたキャンドルを、
ご来店いただきましたみなさまへ
おひとつづつお渡しすることも出来ました。
2014年 ほんとうに、ありがとうございました。
あとよっつ寝るとお正月、
新しい年が参ります。
明日が来ることを
信じて疑わないくらいの健康と、
仕事を与えてもらえる幸福に
じわじわ感謝しています。
お客さまから届いた嬉しいメールをここに。
・・・・・
こちらこそ、本当に今年一年どうもありがとうございました。
いろいろありましたが、
月に一度舘山さんにケアしてもらったこと
本当に支えになっていました。
つらいときや不安なとき、
ソラに来て生まれ変わったように(自分
きれいになった自分をみて、
小さな自信を持
今思うととても幸せなことでした。
・・・・・・
(こちらこそ、幸せでございました。)
この冷たい朝の空気を、深呼吸しよう。
一年分の感謝をこめて
写真はネットより
2014.12.27 Saturday
アンジェリーナ・ジョリー。
映画俳優として名高いいまを生きる憧れの女性。
その生き方は、たくさんのメディアを引きつけて止まない・・・
最近では、ブラッド・ピットとの結婚が話題でしょうか。
その魅力は、きっとたくさんあるのでしょう。
わたしが最初に思うのは、その唇。
ぷっくりと大きな 色艶のいい唇が、いいなと思います。
そんな唇になれそうな、
とっても潤う美容液がありました。
イプサ ザ・タイムR リップエッセンス SPF18 PA++ 2,700円
潤いを閉じ込めて、紫外線対策もできるすぐれもの。
ソラのオプションメニュー・リップトリートメントのお仕上げに、
持続性の高い美容液を探していて見つけました。
早速、自分でも愛用しています。
ぷっくりとした立体感や、ツヤとハリ。
それでいて、持続性が高い美容液として
とってもいいなと思います。
普段使いには、キールズのリップバームNo.1が最適ですが、
おやすみ前や、今日みたいな木枯らしの日には、
いつもよりグレードを上げたリップケアもおすすめです。
写真は、映画「17歳のカルテ」のシーンより。
2014.12.26 Friday
3年の補修期間を経て
リニューアルオープンされた東京都庭園美術館へ参りました。
まずは、その館内をゆったりと観つつ、内藤礼「信の感情」をたのしみます。
匠の技によって、
積年の塵や埃がきれいさっぱり掃われて
その麗しい技巧を一層に輝かせる空間。
シャンデリアや、ドアノブひとつひとつ、
しつらえられたカーテンやタッセル等
ステンドグラスや、はめ込まれた板ガラス、
丁寧に敷き詰められたタイルや床板に至るまで、
あらゆるところに繊細な仕事が施されています。
その中で、
まるで精霊のようにたたずむ「ひと」たち。
内藤礼という芸術家を、
ここではじめて知りました。
新館の作品を目にしたとき、
わたしは自分の目がいよいよ悪くなったと思ったものです。
大きなキャンバスが、部屋の中にいくつか展示されているのですが、
線も色も見当たらず、
とにかく一面が白、もしくは白に近い色ばかりなのでした。
なんども瞬きをして、
いま目の前に見えている作品に、
なにか描いてあるものは無いかと
離れたり近づいたりしてみると
うっすらと色の気配が感じられるようになりました。
でも、それだけです。
白くて、ほんのりとひと肌のような色の気配のあるキャンバス。
白い部屋から出て、
本館のあちこちにいる「ひと」を眺める巡回が
冬のいい時間でございました。
写真は、東京都庭園美術館のサイトより。
2014.12.25 Thursday
ソラはじめてのウエディングイベントを、
たくさんの方に助けていただいて開催できることになりました。
テーマは、「ワタシらしいウエディングの選び方」
最近は、ウエディング事情もずいぶんと様変わりしています。
23年前は、式場でのパッケージプランがあたりまえ。
いまのように、自由に、自分たちらしさを表現できるウエディングは
夢にも思うことがありませんでした。
誰だってきっとはじめてのウエディング。
会場はどこにする?神前式?人前式?コース料理?ビュッフェ?….
その日を作り上げる1つ1つのエレメント(要素)をどう選べば良いのかを
気が付けるヒントのお話をしませんか?
結婚生活が幸せであると同じように、
ウエディングの幸福感をもっと味わえたら素敵です。
未来いつかウエディングを夢見る方へ
ウエディングってこんなにも自由に、
自分たちらしくおもてなしすることが出来るということを
感じていただけたら。
ウエディングパーティには、
かけがえのない、たいせつな方々をお招きされることでしょう。
こころからの感謝をどう伝えたら
気持ちのいいおもてなしと言えるでしょうか。
たくさんのケーススタディをお見せしながら、
丁寧におはなしさせていただきます。
その日、3つのおたのしみをご用意して、
みなさまのご来場をお待ちしています。
お父さまやお母さまと、恋人と、ご友人と
もちろんおひとりさまでも
どうぞお気軽にいらしてくださいませ。
・開催:1月25日(日)
・予約制:11時~(満席)/13時~(満席)/15時~(満席)/17時~(満席)
キャンセル待ちの受付をさせていただいております。
各お時間枠ごとに、6名様までご入場いただけます。
・入場:おひとりさま1,000円(税込)
・お申込み contact@bihadasora.com
※おなまえ、ご連絡先アドレスと携帯番号、参加人数、ご希望のお時間枠を明記の上、
メールにてお申込みください。
※先着順にて受付しご本人様へメールにてご連絡/報告申し上げます。
(ご返信は、一営業日中には必ずお返しいたします。
tateyama@bihadasora.comからのメールを受信
できるようにご設定おねがいいたします。)
内容:
☆UmoreWedding 上垣内 晋(カミガイト ススム) ウエディング写真展
京都を拠点に活動されるウエディング専門のフォトオフィスumoreweddingさん。
おふたりのとっても自然な表情を切り取った写真が素敵です。
今回、この展示のために未発表のプリントも多数ご用意くださいました。
自然な表情で残る写真は、かけがえのない宝物になることでしょう。
☆ウエディングデザインとハワイウエディングのお話
(『カスタマイズ・ウエディングのヒント39』のプレゼント付き)
ウエディングデザイナー藤本優さん、ハワイウエディングコーディネーター佐々木由美さんを
お招きして、自分らしいウエディングの作り方へのヒントと共に、
ウエディングデザインとハワイウエディングのお話をしていただきます。
ご新郎様ご新婦様の色に染まったおもてなし空間の作り方や
パッケージプランではないハワイウエディングの作り方
など、みなさまのご質問にも丁寧にお答えいたします。
おかえりには、ワタシらしいウエディングの選び方がたくさん詰まったミニブック
『カスタマイズ・ウエディングのヒント39』を、
プレゼントさせていただきます。
藤本優さん
佐々木由美さん
☆小さなウエディングケーキのティタイム
若きパティシエ渡部勝さんが作るオリジナルの白い小さなウエディングケーキ。
たっぷりの生クリームで飾った小さな白いウエディングケーキを
ご来場のみなさまにお召し上がりいただけます。
写真は渡部勝さんが作られたケーキ。
2014.12.24 Wednesday
タイピストの冷たい指に、
毛糸のミトンを。
探し物につかれたスタイリストの足に、
ローラースケートを。
徹夜明けのナースの耳に、
やさしい子守歌を。
満員電車のビジネスパーソンに、
清らかな星空を。
心配ごとが住んでるこころの奥に、
無邪気な夢を。
レモン色のサンタクロースが、
メモ帳とにらめっこしています。
今夜はねむったふりして、
待ってみましょう。
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◎レモンエアラインが本になりました。
コチラのスペシャルサイトもごらんくださいませ。http://lemonairline.com/
シラスアキコ(文筆家)
クリエイティブユニット「color/カラー」(www.color-81.com)の
コピーライター・クリエイティブディレクターとして活動。
「モノ語りのあるモノづくり」を大切に、
企業のブランディングから商品開発、プロダクトデザインの企画、
広告制作、ラジオCMなどを手がける。
60年代の日本映画とフランス映画、赤ワインが好物。
*レモンエアラインは、毎週水曜日に出航です。
こころがふうわりと浮遊する軽やかなじかんを、お楽しみください。*
2014.12.24 Wednesday
荒井良二さんの絵本「あさになったので まどをあけますよ」
は、好きな絵本のひとつです。
そこでは、いろんな場所で
いろんな国やいろんなひとたちが
〝あさになったので まどをあけますよ〟と
朝が来たことを喜んでいて。
明けない夜はないから、
こうして毎日 朝が来る。
この時期の夜は、
街のあちこちでクリスマスのイルミネーションが
キラキラと輝いているから
朝の静けさが、より一層引き立つような気がします。
さあ、あさになったので まどをあけますよ。