2020.02.29 Saturday
変わり映えしない毎日が、かけがえのない時間だということを
このごろよく思います。
電車に乗るひとの数が、ずいぶん減っていきました。
みな一様にマスクをつけて下を向く。
スーパーの棚から、昨日はトイレットペーパーが無くなっていきました。
いつか今年を振り返るとき、
おかしな思い出のひとつになればいいのにな。
いつもと同じ珈琲で、きょうを迎えることができました。
2020.02.28 Friday
さすがに昨夜の(小中高の休校要請という)報道は、
右往左往しているひとの多さを想う。
あたりまえの毎日が、いかに奇跡の積み重ねであったということなのか
すこしでも冷静さを保てますように
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「人間の景色」
坂の上のポストに
手紙をだしにいき 帰りに
兄弟らしい小学生とすれちがった
笑い声をあげてる二人だったが
兄はけんめいに自転車のペダルをふみ
息をきらしつつ
小走りの弟の速度にあわせていた
ゆっくりとSの字をえがきながらに…
ふりかえって見とれたが
もうはや思いのこすことはなかった
これこそ地球にすむ
われら人間の景色なのだ…
地球は美しかった
谷川俊太郎編
まどみちお詩集 岩波文庫版
2020.02.27 Thursday
空一めん 星だらけの星の中の
あちらの あの一つの 星にでもなく
そちらの その一つの 星にでもなく
どちらの どの一つの 星にでもなく
ここの この地球の 星に
ぼくたちは 生きている
谷川俊太郎編
まどみちお詩集 岩波文庫版
撮影 山口明宏
ガラス作品 keino glass
2020.02.26 Wednesday
SNSの普及で見出し程度の情報が瞬時に入ってくる時代になりました。
なかには、噂も、嘘も、憶測も、事実もごちゃまぜになっていて
こんなときこそ正しい情報を得るようにしなきゃ、とすこし焦ってしまいます。
沖縄に暮らす美容学校時代の同期が、FBでシェアしていた記事。
小さな子どもを育てる母であり、千葉大学大学院教育学研究科の出身者でもある知見が頼もしく
たいへん参考になるのでここに。
0〜12歳の子どもがいる方へ。
新型コロナウィルス感染症の小児事例、科学的根拠のまとめ。
2020.02.25 Tuesday
平野紗季子さんの投稿をきっかけに、「障りのなさ」に触れることができました。
食材の良さを引き出すだけでなく、
全体の調和をたいせつにするのが日本料理の奥行きの深さ。
「差し障りのないように」とは、和食にも通じる言葉だったと、
つい先日初めて知りました。
湯河原温泉にある石葉にて、伏木亨教授のおはなしを聞かれた平野紗季子さんが、
うつくしいお料理とともに書かれた小さなつぶやきは、
それらがどんな背景を持つのか調べてみたくなるものでした。
石葉に、いつか訪れてみたいと思ったり
著書を読んだら、わたしに理解できるかしらと思ったり…
もうすぐ国立科学博物館で特別展「和食」がはじまります。
2020.02.24 Monday
部屋の掃除をしてみたり、ソファカバーを洗濯したり
この冬も腕を通さなかった冬物を処分したりして
一日が過ぎていきました。
スーパーまで歩く道には、満開の梅。
身の回りを整えると気持ちよく
窓の向こうの朝焼けは、きょうも朱色に染まります。
2020.02.23 Sunday
お客さまから教えていただいて、チューリップに小さくメスを入れました。
そしたら、ゆっくりと徐々に起き上がってくれたのです
フラワーアレンジメントをされる方ならきっとご存知のこと。
首のところに、小さく3本の切込みをいれて
お水を入れ替えたら、おじぎをしていたのがゆっくりと
あゝお花も生きているんだなあと至極あたりまえのことを思うのでした。
いまこうしているときも
わたしたちは、元気です。
2020.02.22 Saturday
よく笑い、よく寝てよく食べて。
きのうもあれこれ仕事ができて
きのうも、ごはんをおいしくいただきました。
特別なことはないけれど、きょうも一日迎えることができました。
動いてカラダをあたためて、深呼吸して頭もすっきり
なによりも健康一番、自分で自分を守れますように
2020.02.20 Thursday
先日の声のワークショップは、ゲストにギタリストの坂ノ下典正さんを
お迎えいたしました。
坂ノ下典正さんの奏でるギターの音は、
まるで会話するように、やさしくその場に溶け込んでいき
ささやくような声を聴く、わたしたちの耳が開いていくのでした。
その音楽があることで、かえって気持ちが静かになれるような
音色はどこまでもゆったりとして
まるで清らかな大河のように続きます。
声がひとりひとり違うように
ギターの音色もひとがよく表れている。
いま、ソラのBGMには、@sakanoshitanorimasa さんのギターが流れています。
2020.02.19 Wednesday
音楽家 太田美帆さんをお招きする声のワークショップは、2020年で5年目を迎えます。
19年は13分におよぶ大作を、丸一年かけて合唱するたのしみを味わいました。
新しい年は、もっとシンプルに、声を出すことを味わってみたいとおもいます。
無心になること、声が溶け合う瞬間に。
声でリズムをたのしんだり
同じ音を一斉に、それぞれの声で奏でてみたり
ときにはうつくしいハーモニーを披露してみる
一歩進化した声のワークショップ。
そして、TKCさんには、音楽のあるその風景を
一年を通して記録していただくことになりました。
不定期だけど、ゲストが飛び入り参加するサプライズもご用意して
みなさまのお越しをお待ち申し上げます。
聴くだけじゃない音楽を、自分たちの声だけで味わってみる
無心になること、声が溶け合う瞬間に。
開催:第三火曜日の朝10時~12時
第三回 3月17日(火曜)(残り3席)
おひとりさま5,500円(税込・後日、撮影TKC写真の共有 ※ポートレートではありません)
定員15名さま
お申込み:contact@bihadasora.com
件名「声WS」と明記のうえ、携帯電話番号とおなまえをお知らせください。折り返し、参加費ご請求メールを送付申し上げます。当イベントは、あらかじめのご入金をもって正式な受付とさせていただきます。
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太田 美帆
1978年東京生れ。小学2年生の時、
TKC
吉村健 hummingbird coffee店主 音楽のある風景を撮影しています。https://www.instagram.com/tkc.photo/
タイトルデザイン@fuku_aya_