ソラの
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「わけあって安い」からはじまった無印良品。

2013.11.30 Saturday

1980年代初頭、

無印良品が産声を上げました。

 

そのときに、陣頭指揮をとられていたのが、

元セゾングループ代表 堤清二さんとアートディレクター田中一光さん。

 

「わけあって安い」

というコピーが、とても力強かったのを覚えています。

表現にまつわるすべてのものが、

それまで見たことのないくらいにシンプルで、

広告ポスターも、

パッケージも、

もちろん商品そのものも

目に入るのは〝白〟だったという記憶。

 

とても、清潔で

とても潔いものが

生まれたという印象でした。

 

いまでも、街のあちこちで見かける無印良品。

わたしは、レトルト食品をよく利用しています。

写真がプリントされた簡易パッケージは、

そのまま湯煎にかけられて

開封しやすいところがお気に入り。

種類豊富で、新しいメニューが追加されるので

飽きさせない工夫もすばらしいな。

 

こうして 堤清二さんの関連記事を読んでいると

あゝすごい方だったんだなぁと

改めて想います。

 

PARCO劇場も、

無印良品も、

生んでくれてありがとう。

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7等星も瞬く宇宙。

2013.11.29 Friday

宇宙にはほんとうにたくさんの星があって、

目には見えないけれど

7等星と言われる星は16,000個もあるという。

そんな星たちのことを

谷川俊太郎さんが詩で表現されています。

 

2012年に叡山電車で開催された詩の電車vol.1より

 

・・・・・

「七等星」に寄せて  谷川俊太郎

 

見えないのは遠いから

見えないのは小さいから

闇に紛れているから?

でももしかしてあなた

眼をつむっていませんか

見えないものを

夢で見るつもりで

夜のからだには

どんなかすかな光も

見逃さない

朝のこころが

ひそんでいるのに

・・・・・

 

見えないものを、

見ようとするというとき

何か静かな気持ちになれそうな。

七等星

太陽と星空をソラで。

2013.11.28 Thursday

大きな窓が開いたソラで、

太陽や鳥のさえずりを

北風や夕立の力強さを

夕焼けの儚さや

暗闇に包まれた静けさを

カラダで感じながら

過ごす日々。

 

子どもの頃

プラネタリウムで眺める星空や宇宙の様子は、

青空の向こう側を覗く

魔法みたいに秘密の望遠鏡で

一度にこんなに大勢へ見せてもらえてるんだと

思っていました。

だから、それが投影された映像だったと知ったとき

少なからずショックで・・・。

 

ふと、いしいしんじ著「プラネタリウムのふたご」を

思い出します。

 

ソラには小さなプラネタリウムがございます。

 

あたりが闇に包まれた頃のトリートメント終了後、

ふと見上げる天井に映し出された満天の星空は、

メニューにはございませんが、

いつでもオプションでおたのしみいただけます。

(もちろん、星空鑑賞は無料です。)

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バック・トゥ・ベーシック/レモンエアライン1127便

2013.11.27 Wednesday

もう少しでスニーカーのひもがほどけそう。

 

そう気になりながらも、ぐんぐんと細い道を進んできた。

 

マスタード色の葉っぱが揺れ、鳥は鳴き、雲はない。

 

同じ風景が続く。

 

本当にこの道で間違いじゃなかったのか。

 

胸の奥の方で、自分が飼いならしている小人たちが騒ぐ。

 

立ち止まる。

 

スニーカーのひもを解いて、もう一度しっかりと結びなおす。

 

そして、目を閉じて、自分の声を聞く。

 

来た道をひき返してみよう。

 

迷ったら基本に戻る勇気も必要だ。

 

 

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シラスアキコ(文筆家)

クリエイティブユニット「color/カラー」(www.color-81.com)の

コピーライター・クリエイティブディレクターとして活動。

「モノ語りのあるモノづくり」を大切に、

企業のブランディングから商品開発、プロダクトデザインの企画、

広告制作、ラジオCMなどを手がける。

60年代の日本映画とフランス映画、赤ワインが好物。

 

*レモンエアラインは、毎週水曜日に出航です。

こころがふうわりと浮遊する軽やかなじかんを、お楽しみください。*

レモンエアライン/ロゴ

 

 

肌と髪のスッピン力、というanan。

2013.11.27 Wednesday

新しく生まれ変わったananに、注目しています。

最新号「肌と髪のスッピン力」号は、

そのテーマにも惹かれて

読んでみました。

 

表紙は、沢尻エリカさん。

先日、A-studioを観た後だったので、

インタビュー記事を読んでみたいとも思ったのです。

 

ご覧になられた方も多いでしょう。

笑福亭鶴瓶さんのお人柄か、

いつも、ゲストのいいところが垣間見えるようで

大好きな番組です。

沢尻エリカさんの回でも、いつも通り

それはそれは軽妙で

温かい空気が心地よい放送でした。

 

あの有名な、「別に」発言のエピソードまで、

なんだか、本人のことを嫌いになれない感じになってて。

 

そして本誌、ananを読みました。

 

いくつか共感できる記事やコメントが

ございました。

特に、資生堂リサーチセンター主幹研究員 傳田光洋さんの記事が

とてもわかりやすく書かれています。

最大の臓器である「肌」のことを、

研究者の言葉で理論的に

説明されていると感じたから。

 

そう、自分のことや お肌のこと

もっと信じていいよって

背中を押してくれているような。

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洗い立てのふかふかを。

2013.11.27 Wednesday

ソラで使っているタオルは、

今治製の国産品。

 

スチームタオルは、

お顔に直接当てるものなので

パイルの細かいものの

お顔色を良く見せてくれるベージュピンクの別注色。

胸当てや、フットバス後のふき取り用には

少しパイルの長い生成りのものを

ご用意しています。

 

いずれも、毎日、自宅でお洗濯。

 

ざぶざぶざぶと水で泡洗浄し

ヒートポンプ乾燥でふかふかに。

最近、ドラム式洗濯機を買い替えて

ますますお洗濯がたのしくなりました。

 

洗い立てのタオルは、

気持ちいいな。

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クリスマスディナーの予約がはじまるころ。

2013.11.26 Tuesday

街のあちこちのレストランで、

コースメニューの発表とともに

クリスマスディナーの予約受け付けが始まりました。

 

ソラからほど近いフレンチレストラン

「BENOIT」もそのひとつ。

 

史上最年少33歳で、ミシュラン3つ星を獲得した

アラン・デュカス氏がプロデュースされる名店です。

 

こちらは、

一皿一皿が美しくて美味であることはもちろんのこと

いただくワインや、そのほかのお飲物も申し分なく。

空間や、調度品、カトラリーにまで行き届いたお手入れはもとより、

心地よささえ感じさせるホスピタリティが

すばらしくて。

 

折に触れ、

とっておきのときに、

訪れたくなるレストラン。

 

そんなところを

50代、60代と、重ねるたびに、

すこしずつ増やしていけるといいな。

 

(写真はBENOITのサイトより)

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いろとりどりの毛糸。

2013.11.25 Monday

ソラから歩いて5.6分の住宅街にたたずむ

青山knitting Works

 

先日、紙巻きオルゴール作家 杉山三さんの

ご紹介で、とことこ行ってまいりました。

 

編み物教室も開催されていて

めずらしい毛糸が

いくつも並んでいました。

いろとりどりの毛糸を眺めていると

自分まで編み物ができるような気分。

 

冬のこの時期、

温かいストーブの前で

編み物をする光景はいいな。

 

パーツウォーマーの編み方本も

愛らしいデザインです。

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いま、読んでいる物語。

2013.11.24 Sunday

以前、こちらでおはなししていた本を

まだ読了できずに読み進めています。

 

「137億年の物語」

 

作者のクリストファー・ロイド氏は、

1968年にイギリスで生まれ

ケンブリッジ大学で中世史を学んだ後、

サタデータイムズ紙の記者となりました。

2005年から、そのとき5歳と7歳になる

ふたりの子どもを、学校でなく

ご夫婦で家庭教育を始めます。

そして、それはふたりが11歳で学校に戻るまで続いたという。

その経験が、

自然科学と歴史を双方向から教える必要にかられ、

一冊の本でそれができるようにと

2010年に、出版社

What on Earth Publishing Ltd.の起業へつながったのだそう。

 

ビックバンが起きてから、137億年というときが経過しています。

その137億年を一日24時間にあてはめてみると、

文明が生まれたのは、

一日の終わりの23時59分59秒のころだというから

驚きです。

 

文字が生まれ、紙が生まれた有史時代の幕開けが、

この地球に及ぼしてきた影響の大きさや

その営みの儚さを想わせる壮大な物語。

 

歴史に名を残すことが無いとしても、

いまをこうして生きているから

これまでどんなことが起きていたか

すこしずつ、すこしずつ知りたいな。

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クリスマスカロルをソラの本棚に。

2013.11.23 Saturday

ソラの本棚にクリスマスカロルを、

飾りました

 

いつも この季節になると

もう一度、読み返したくなる物語。

 

そのあらすじは…

ケチで冷酷で人間嫌いのスクルージ老人は、

クリスマスイヴの夜、

相棒だった老マーレイの亡霊と対面し、

翌日から彼の予言どおりに

第一、第二、第三の幽霊に伴われて

知人の家を訪問する。

そこで見た光景が

頑なだったスクルージの心を

入れ替えさせるという物語。

 

一年を無事に暮らせた幸福をお祝いする日に、

ひとはどれだけ素直になれるでしょう。

被っている見えない鎧を脱いで

素のままの気持ちで

喜べたらいいな。

 

メリークリスマス。!

 

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