ソラの
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編み物をするひと。

2013.10.31 Thursday

わたしが 学生だったころ、

冬のこの季節になると

駅のホームや 電車の中で

編み物をするひとを

ときどき見かけました。

 

編み針を自由自在に操って

あれよあれとと編まれていく様は

憧れでもあり

不思議でもあり。

 

亡くなった祖母が

よく編んでくれました。

 

そのベストやセーターを

クローゼットの奥から出した朝。

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糸しまつでオヤスミ/レモンエアライン1030便

2013.10.30 Wednesday

あなたは今日という日を編んでいる。

 

うまく糸を通せなかったり。

 

途中で糸がからまったり。

 

編み棒を落っことしたり。

 

ナミダも一緒に編むような日があっても。

 

夜、ベッドに入る前に、

 

綺麗に糸しまつをすればオッケイ。

 

たとえ編み目がデコボコしてても、

 

ていねいに糸を入れ込んで、

 

編み終わりの糸をハサミでチョッキン。

 

それですべてはオッケイです。

 

あなたの作品は今日もカンペキです。

 

 

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シラスアキコ(文筆家)

クリエイティブユニット「color/カラー」(www.color-81.com)の

コピーライター・クリエイティブディレクターとして活動。

「モノ語りのあるモノづくり」を大切に、

企業のブランディングから商品開発、プロダクトデザインの企画、

広告制作、ラジオCMなどを手がける。

60年代の日本映画とフランス映画、赤ワインが好物。

 

*レモンエアラインは、毎週水曜日に出航です。

こころがふうわりと浮遊する軽やかなじかんを、お楽しみください。*

レモンエアライン/ロゴ

 

 

 

ananの、再来。

2013.10.30 Wednesday

わたしが20代のころ、

その時代を切り取ってきた女性誌と言えば、

ananだった。

 

1970年に創刊されたそれは、

当時の憧れを全部詰め込んで

世の中の先頭を走っていた。

 

それがいつの間にか、

少しずつ色あせていき、

最近は、もう読むことが無かったというのが事実。

 

でも、そのananが、大きく変わったのです。

編集長、アートディレクターという

核となる人事が刷新され、

週刊でこそできる強さで、再来。

 

もう一度、読んでみたいと思えるほどの変身ぶりは

昔、愛読していたひとりとして、

うれしい出来事。

 

インターネットが普及しても、

目利きによって編集される雑誌は

やっぱり いいなと思います。

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「片思い」とい名の展覧会。

2013.10.29 Tuesday

ニューロ吉祥寺で、男性のグラフィックデザイナー

三人展がはじまっています。

その名は「片思い」

 

『うん。て言われたら

どうしよう。』

 

という言葉が

なんとも言えず その感じを表現していて、

三人の男性が、83-84年生まれだということも

なんだか いいバランスを保っているよう。

 

なぜだか、片思いは

青春の合言葉のような響きを感じます。

 

もう遠いあの日

まだ一日がいまよりもっと長くて

一年はもう永遠というくらいに遠い未来に感じていた時代に、

そういう気持ちを持っていたことがあったなあと

思い出すのでした。

 

11月6日(水)まで開催されています。

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目はこすらないよう。

2013.10.28 Monday

まぶたが いつも黒ずんで

目の下には クマ。

 

どうしてなんでしょう。

 

もし、そう気にされている方がいらっしゃいましたら、

いつものクセや

無意識にしてしまうことを

思い出してみてください。

もしかしたら

知らず知らず 目をこすっていたのかもしれません。

アイメイクのクレンジングでも

目の周りはなるべくやさしく

してあげてください。

 

まぶたは、毎日何万回とまばたきをしています。

瞳をつねに涙で覆って、乾燥しないようにするために。

 

だから、目元はとても薄い繊細な皮膚で覆われて

その表皮に刺激を感じたら

メラニンの生成が活発になったりと

たいせつな目を守るために機能するんですね。

 

秋から冬にかけて

空気が乾燥する季節。

目元には、

化粧水で保湿した後

蓋がわりのクリームを

やさしく重ねづけしてあげましょう。

くすり指の指腹で、

目の下 目尻から目頭へ、

まぶた 目頭から目尻へ。

 

数年後も 老けない顔を目指して。

 

 

 

 

 

 

この青空は「かもめ食堂」。

2013.10.27 Sunday

久しぶりの青空で

もうそれだけで すこし心が弾んでるよう。

 

そんな日のブランチは、

かもめ食堂を思い出しながら

白ワインを片手に台所に立つ。

 

窓から入る風が心地よくて

見上げると雲ひとつない空が

広がって

さあ 何を作りましょうかと

冷蔵庫を開ける。

 

食べたら 今日は何をしましょう。

どこでもなく

川沿いの道を歩くのもいいな。

はじめて行くところに

行ってみようか。

 

ああ そんなことを想いながら

こうしている時間もいいな。

 

(「かもめ食堂」のサウンドトラックをかけながら。)

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フルタヨウコさんのジャム。

2013.10.26 Saturday

はじめて フルタヨウコさんのジャムをいただいたのは、

5月のワークショップのことでした。

 

wanohashi 89さんの新作和菓子、

“晴れた日のお菓子”のアクセントとして

フルタヨウコさんのレモンソースを使っていただいた時のこと。

 

それはそれは鮮やかなレモン色で

さわやかな香りが口の中に広がって

ああ レモンは美味しいフルーツなんだなぁと

感動したのです。

 

そのフルタヨウコさんのジャムを求めに

「森の食卓展」@ギャラリー山小屋へ。

 

季節のくだもの、梨のジャムをいただきました。

ジャムというよりもシロップ煮というくらいの

やわらかいソースのよう。

プレーンヨーグルトに、一瓶まるごとかけて

美味しくさっぱりといただきました。

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「食堂くしま」のくしまさん。

2013.10.25 Friday

アンティークスタミゼ 吉田昌太郎さんが

手掛けられたお店、「食堂くしま」へ

行って参りました。

 

それは、西荻窪駅から北へ歩いて15分くらいの

バス通りに面しています。

食堂らしく 扉の横にぶら下がった大きなスプーンが目印。

 

料理人のくしまさんが

カウンターの向こうで 調理されている光景を

眺めながら

ゆっくりとワインをいただきながら

出来立てのお料理を

静かに待つとき。

 

明る過ぎない灯りの下で

アンティパストとワインを前に

それはそれは穏やかな時間に

なりました。

 

一皿一皿 丁寧に

作り出されるお料理に

くしまさんのこころがこもっているようで

きれいな澄んだ味が

おなかを満たしてくれます。

 

次回の予約をして、帰路に。

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一瞬、そのときのイメージを。

2013.10.24 Thursday

昨日、

とてもいい出会いがありました。

レモンエアラインを生み出す シラスアキコさんと

著書「まばたきとはばたき」を発表されているアーティスト鈴木康広さん

との出会い。

 

その瞬間に頭の中に広がるイメージのことを

おふたりはそれぞれのカタチで表現されています。

 

一瞬という時間は

短さを憂うのではなく

可能性では

無限大だと

そこに居たわたしは、想いました。

 

そう、ニュートンが万有引力に気づいたように。

 

テイスト・オブ・タイム/レモンエアライン1023便

2013.10.23 Wednesday

時間とは、一瞬一瞬ごとに生まれた、

小さな粒でできている。

 

それらの粒がつながって、

1分になったり、10時間になったりする。

 

時間の粒は、薄い膜でコーティングされていて、

内側から発光しているのがわかる。

 

時間の粒を口の中でつぶすと、

トロリとしたものがでてくる。

 

あまかったり、にがかったり、味がしないこともある。

 

時間の粒の味を確かめることは、

少しだけ勇気がいる。

 

そこにあらわれるのは、自分自身だから。

 

でも、どんな味だとしても、

その粒はまぎれもなくうつくしいヒカリをだしている。

 

生きているという証拠がみえる。

 

 

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シラスアキコ(文筆家)

クリエイティブユニット「color/カラー」(www.color-81.com)の

コピーライター・クリエイティブディレクターとして活動。

「モノ語りのあるモノづくり」を大切に、

企業のブランディングから商品開発、プロダクトデザインの企画、

広告制作、ラジオCMなどを手がける。

60年代の日本映画とフランス映画、赤ワインが好物。

 

*レモンエアラインは、毎週水曜日に出航です。

こころがふうわりと浮遊する軽やかなじかんを、お楽しみください。*

レモンエアライン/ロゴ

 

 

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