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ドラマ「anone」がはじまりました。

2018.01.12 Friday

日テレで広瀬すず主演ドラマ「anone」の放送がはじまりました。

脚本家・坂元裕二さんの作品は、「それでも、生きていく(2011年)」

以来、久しぶりに観ています。

 

「過去の自分は助けられない。」

という田中裕子さんのセリフが、頭にこびりついています。

後悔先に立たずというのに近いでしょうか

いま思い出すと、そのときしたことや、自分の判断を悔やむことは

実はとても多いことなのかもしれません。

 

それを教訓にして生きるんだなんて

かっこよく言うつもりはないけれど

恥ずかしいとか、悔しいとか、馬鹿なことしたなあって

気が付けるのは悪くない。

 

年を重ねるたびに、視野を広げていけるひと

そういうひとになれたらいいなと思います。

 

映画「彼女が目覚めるその日まで」より。

2018.01.11 Thursday

図らずも同じ病気を題材にした作品が

同じ時期に公開されていたなんて…

映画「彼女が目覚めるその日まで」を観てまいりました。

抗NMDA受容体脳炎に侵された

こちらは若い女性記者の実話を映画化しています。

 

原題は、Brain on fire.

脳が燃えるような破壊力ある病を表現していました。

 

その医師に、病名を発見されるまで

数限りなく検査や診断が行われました。

精神病院へ送るという判断も何度も、複数の医師から下されて

それでも、両親はあきらめなかった。

これは精神病ではない、必ず原因を突き止めると

 

わたしも、ほんのすこしこの気持ちがわかるような気がします。

夫が突然発作を起こして、救急車で担ぎ込まれることが過去に8回ありました。

そのたびに、検査を繰り返し、医師による診断を受けています。

ときには、薬が処方されることもありました。

 

ただ、どうしてもその診断がしっくりこないのです。

なんといったらいいかこう、芯から合点がいかないというか

なので、いまでは、本人なりに対処法を見つけ出して、

カラダと相談しながら生活しています。

 

まだまだ、解明されていない病気は山のようにあるでしょう。

健康であることは、もはや奇跡なのかもしれない

 

こころから感謝をこめて

 

歳時記で知り直す。

2018.01.10 Wednesday

ふとしたことがきっかけで、

年末から一日一句、父と交換する遊びをしています。

五七五の体をなしているのがせいぜいで、

技巧もことばもちゃらんぽらん

 

それでも、父と会話をしているようで

たのしく続けられそうです。

 

それにしても、浮かぶことばが陳腐で困ります。

薦められた歳時記を読んでは、

この国の四季や豊かさを知り直しているよう

 

この齢になってはじめて意味を知ることばの多いこと

雪の無いところで暮らしたせいか

雪にまつわることばは、知らないことばかりです。

 

雪の傍題にある六花を、この冬はじめて知りました。

 

「8年越しの花嫁」より。

2018.01.09 Tuesday

映画「8年越しの花嫁」を観てまいりました。

実話をもとに描かれた物語だと知り、

そういうのにはめっぽう弱いわたしは

居ても立っても居られなくなったのです。

 

メインカットとコピーを読むだけで、あらすじは手に取るようにわかります。

だからもう安心して観るだけなのに、涙があとからあとからこぼれてくる…

 

発症前に予約した式場を、毎年同じ日に延期していたことや

目が覚めたときに寂しくならないようにと、ずっと動画を送り続けたこと

時間があればいつも見舞いに行っていたことや

目が覚めてから、きちんと別れたことなどなど

もう、どこまでヒーローなんだろうっていうぐらいに凄いのが彼(佐藤健)!

 

抗NMDA受容体脳炎を発症した様子や、

回復していく様を演じた花嫁(土屋太鳳)も素晴らしかった。

 

後で脚本が、「ひよっこ」の岡田惠和さんだと知って至極納得。

思い出せないけれど、どのセリフも、

ほんとうにそう言ったかもしれないと思えることばばかりでした。

 

意識が戻らない相手を待つ。

きっと明日には目を覚ますだろうと想う、毎日

山口瞳著「少年達よ、未来は。」

2018.01.08 Monday

やはり、今日はことし一番の寒さになりました。

 

今日は成人の日。

サントリー新社会人新聞広告を、

いまの伊集院静さんの前に書かれていた、

山口瞳さんの作品の中から引用させていただきます。

・・・・・

私が会社に勤めて月給を貰うようになったころ、

そのとき私はまだ二十歳だったのですが、

私の先生にあたる人と一緒に、ある会場に行くということがありました。

 

駅で切符を買い、改札口を通ったときに、

電車がプラットフォームにはいってくるのがわかりました。

駆け出せば、その電車に乗れるのです。

すこし早く歩いたとしても乗れたと思います。

周囲のひとたちは、みんな、あわてて駆けてゆきました。

 

しかし、先生は、ゆっくりと、いつもの歩調で歩いていました。

私たちが階段を登りきってフォームに着いたとき、

電車はドアがしまって、発車するところでした。

駅には、乗客は、先生と私と二人だけが残されたことになります。

先生は、私の気配や心持を察したようで、こんな意味のことをいいました。

 

「山口くん。人生というものは短いものだ。あっというまに年月が過ぎ去ってしまう。

しかし、同時に、どうしてもあの電車に乗らなければならないほどに短くはないよ。

…それに第一、みっともないじゃないか」

 

私は、この言葉に感銘をうけました。

何かの事件が起こる。

乗り遅れまいとして、ワッと飛びつく。そのために自分の歩調を乱す。

それはミットモナイことなのだ。そんなふうにも解釈したのです。

目的地に達するための電車が来る。

駆け出せば、それに乗れる。

そういう事態は、その後の23年間に何度もありました。

 

そのたびに、私は先生の言葉を思い出しました。

私は教訓的なことを言うつもりはないのです。

ナーニ、5分も待てば次の電車が来るのです。

先生と私以外の乗客は、みんな、前の電車に乗ってしまいました。

先生と私は次の電車に乗りました。

その電車は空いていて、悠々と座ることができました。

私は、なんだかよくわかりませんが、あッそうかと思ったのです。

 

少年たちは、自分の未来をどのように想定しているだろうか。

あるいは、現在の世の中をどう見ているだろうか。私には非常に興味があります。

Aという地点からBという地点に到達するには、

さまざまな道があると思っていただきたい。

AからBに行くために、いったんCに寄ってみることも可能なのです。

あるいは電車を一台やり過ごしてもBという目的地に達することができます。

AからBに直線的に進むというのが、少年や青年の特徴であるかもしれない。

私には、実のところ、

少年達が自分の未来像をどのように想定しているかということがわかりません。

人によって千差万別でもあるでしょう。

 

しかし、私の経験からいうならば、

ただひとつ、アセッテハイケナイということだけは言えると思うのです。

焦る必要はない。

そうして私は、ストレートに社会に出てきた青年たちに、

ある種の脆さを感ずるのです。

脆いところの青年達は、同時に絶えず、

身を立て名をあげるために焦っているように見受けられるのです、

近道反応が目立つのです。

 

もう一度、言いましょうか。

人生は短い。あっというまに過ぎてゆく。

しかし、いま目の前にいる電車に乗らなければならないというほどに短くはない。

・・・・・

(そう、自分にも言い聞かせてみる)

おとなのためのメイクレッスン。

2018.01.07 Sunday

会社員だった44歳までのわたしは、

なかば義務のようにメイクをし

雑誌やテレビの見よう見まね、いつも流行りを追いかけておりました。

 

そのあと通った佐伯チズ主宰美肌塾でのメイクの授業をきっかけに

カマタメイクアップスクールの扉をたたいたのが6年前

目から鱗の連続で、メイクに対する先入観がぜんぶ塗り替えられたのです。

 

おとなになってからのはじめての体験は、

驚きも鮮烈で記憶も鮮やかなのでしょう

そのときの感動はいまもはっきり覚えています。

 

メイクは、そのひとの良さを引き立てるもので

無いものねだりで繕うものでは無いということ。

 

よく似た印象の顔が並ぶより、

個性が輝いてみえるほうが十倍いい。

 

というわけで、ソラではオプションメニューに

個人メイクレッスン(10,800円)をご用意させていただいております。

新しい年のはじまりに、自分らしさをもっと磨いてみませんか

 

フェイシャルトリートメントでお肌をすっきり整えたあとの、

メイクアップアーチスト麻生修司さんとのマンツーマンだから

メイクの疑問も不安もすっきりと解消していただけます。

メイクアップ:麻生修司

モデル:舘山信子

日常に戻って。

2018.01.06 Saturday

営業をはじめて1日が経つと

もう、日常が戻ってきたような気がします。

朝起きてからのルーティンが

それを強くさせているのかもしれません

 

一日のなかで、同じ動きや同じことは

どれくらいしているのでしょう。

数えてないからわかりませんが、十や二十は下らないでしょう

 

もしかしたら、そのどれかが

自分で自分を縛っているのかもしれません。

 

ひとつ年を重ねたら

ひとつ捨てていけるといいな

 

こだわりを持たないでいられますように

瞬きする間に三が日。

2018.01.05 Friday

三が日もあれという間に過ぎていきました。

今日から、ソラは通常営業させていただきます。

 

冬本番にふさわしい冷たい朝を迎えています。

風邪やらインフルエンザやら、体調など崩されませんよう

みなさまもどうかご自愛ください。

 

冷たい季節こそ、

手首足首、首元を暖かくしてあげましょう。

 

灯油ストーブでぽかぽか暖めたお部屋で

みなさまのお越しをお待ち申し上げます。

お年賀は、はんだな。

2018.01.03 Wednesday

2018年のお年賀は、おむすびまるさんかくさんより

特製はんだなを分けていただきました。

ご予約順にて、先着18名さまに差し上げます。

 

この名前は、“はんぺんふろしき”のバンダナサイズということで

名づけられたそう。

 

インドで収穫された無農薬オーガニックコットンを、

日本の熟練の職人の手仕事によって織られた生地です。

経糸に5,400本、緯糸に3,000本の贅沢な質感は

使い込むほどに柔らかい風合いをご実感いただけます。

 

デリケートな肌へ、汗拭き、お弁当包みなど

自由自在な一枚の布としてご利用ください。

 

どうぞ新年もよろしくお願い申し上げます。

詩のカードをお届けいたします。

2018.01.02 Tuesday

あけましておめでとうございます。

 

2018年も、詩のカードをみなさまにお届けいたします。

制作は、ブックピックオーケストラ功刀貴子さん、

デザインは日比藍子さん。

ことしもどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、1月は、高浜虚子を選んでくださいました。

松尾芭蕉、正岡子規につぐ俳人のひとりとして

その偉業は到底言うに及ばず

この句は、ほのかに愉快で肩の力が抜けるところがいい

 

月替わりの詩にほくそ笑んでいただけたら

願ったり叶ったりでございます。

 

酒もすき餅もすきなり今朝の春 高浜虚子

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