ソラの
SNS

刺繍は詩集とも。

2013.01.17 Thursday

sina

詩集作家の有本ゆみこさんが、

ソラに遊びに来てくださいました。

 

その刺繍を眺めていると、

まるで詩集のように

言葉や

色や

風景や

夢を

想うことができます。

 

頭の中を真っ白にして。

 

1/19(土)から、Lamp harajukuで新作が見られるそうでございます。

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スノーマンストーリー/レモンエアライン0116便

2013.01.16 Wednesday

雪が降って、

雪が積もって、

ぼくは生まれた。

 

黄色い帽子をかぶった

小学生3人組にぼくはつくられた。

 

真っ白なからだと、真っ白な顔。

そして真っ黒な目。

すべてがマルでできている。

ただ小枝でできた眉毛だけが、

勇ましくつりあがっている。

それがぼく。

 

「明日も来るねー!」と、

黄色い帽子の3人組は駆けていった。

 

夜になると寒さが増した。

 

茶色い帽子に茶色いコートを着た

おじいさんが近づいて来た。

何やらブツクサ独り言をいっている。

世の中にたっぷりと不服がありそうなタイプだ。

おじいさんはぼくの前で立ち止まった。

 

おじいさんはゆっくりとしゃがみ込んで、

ぼくの目をじっと見た。

30秒くらい続いた。

 

ぼくは寒さに耐えるのが辛かったから、

グチャっとこぶしてつぶされても、

それはそれでいいやと思った。

 

おじいさんの目は細くなって、

口がニンマリとした。

眉間の深いシワもたいらになった。

そしてさっきよりも軽やかな足どりで去っていった。

 

ぼくは胸の奥のほうから、

ポカポカしたものがやってきた、と思った。

 

次の日、太陽がぼくを照らした。

ぼくはすこし小さくなっていた。

 

黄色い帽子の3人組がやってきた。

「あれ?なんか顔が違う!こんなだったっけ?」

ぼくの勇ましい眉毛はハの字型になっていた。

 

ぼくはやさしい顔に変わってしまった。

それは太陽のしわざじゃない。

あのおじいさんのしわざなんだ。

 

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シラスアキコ(コラムニスト)

クリエイティブユニット「color/カラー」(www.color-81.com)の

コピーライター・クリエイティブディレクターとして活動。

「モノ語りのあるモノづくり」を大切に、

企業のブランディングから商品開発、プロダクトデザインの企画、

広告制作、ラジオCMなどを手がける。

60年代の日本映画とフランス映画、赤ワインが好物。

 

*レモンエアラインは、毎週水曜日に出航です。

こころがふうわりと浮遊する軽やかなじかんを、お楽しみください。*

レモンエアライン/ロゴ

 

 

 

リネンのカーテン。

2013.01.16 Wednesday

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オードリー・ヘプバーンの美しさ。

2013.01.16 Wednesday

 

憧れの女性として、とても多くのファンを持つ女優オードリー・ヘプバーン。

映画「ローマの休日」を思い出すとき、

なぜか記憶の中では、

とても澄んだ青空の下、ベスパで駆ける姿が浮かびます。

 

そのオードリー・ヘプバーンから、

たくさんの美しい言葉が紡がれています。

その中のひとつ。

 

・・・・・

魅力的な唇のためには、優しい言葉を紡ぐこと。

愛らしい瞳のためには、人々の素晴らしさを見つけること

For attractive lips, speak words of  kindness.

For lovely eyes, seek out the good in people.

・・・・・

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CLASKAさんのウエディングランド。

2013.01.15 Tuesday

CLASKAさんで、雪の日、ウエディングランドが開催されました。

 

会場は、まるで物語の世界に迷い込んだよう。

たいせつなセレモニーですもの、

おふたりの個性が光るひとときになるように演出できると

思い出が、より一層よろこびの大きいものになりそうですね。

 

ソラのウエディングエステのリーフレットを、

置かせていただけましたこと。

とても光栄で、そしてありがたく存じております。

http://www.claska.com/news/2012/12/claska_4_rustic2013114_1.html

ソラからのメールが届かない方へ。

2013.01.15 Tuesday

予約フォーム送信(受信)の後、一営業日中には必ず、

ご予約内容確定(もしくは日時のご相談など)メールをお送りしています。

一営業日経っても受信フォルダにメールが届かない方は、

大変お手数ではございますが、contact@bihadasora.comまで

ご一報くださいませ。

 

ほんのまれに、「迷惑フォルダ」に格納されてしまうケースがございます。

ソラのメールは、tateyama@bihadasora.com からお届けしています。

 

雪かき、汗かき。

2013.01.15 Tuesday

雪かき、何年振りでしょう。

雪かきしてたら、カラダがぽかぽかして参りました。

ソラへの道も、まだまだ雪がたくさん残っております。

どうぞお足元には十分にお気を付けくださいませ。

不恰好なゆきだるまがちょこんと。

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山口瞳著「少年達よ、未来は。」

2013.01.14 Monday

雪が降っています。

今日は、成人の日。

サントリー新社会人新聞広告を、

いまの伊集院静さんの前に書かれていた山口瞳さんの作品の中から、

引用させていただきます。

・・・・・

私が会社に勤めて月給を貰うようになったころ、

そのとき私はまだ二十歳だったのですが、

私の先生にあたる人と一緒に、ある会場に行くということがありました。

駅で切符を買い、改札口を通ったときに、

電車がプラットフォームにはいってくるのがわかりました。

駆け出せば、その電車に乗れるのです。

すこし早く歩いたとしても乗れたと思います。

周囲のひとたちは、みんな、あわてて駆けてゆきました。

しかし、先生は、ゆっくりと、いつもの歩調で歩いていました。

私たちが階段を登りきってフォームに着いたとき、

電車はドアがしまって、発車するところでした。

駅には、乗客は、先生と私と二人だけが残されたことになります。

先生は、私の気配や心持を察したようで、こんな意味のことをいいました。

 

「山口くん。人生というものは短いものだ。あっというまに年月が過ぎ去ってしまう。

しかし、同時に、どうしてもあの電車に乗らなければならないほどに短くはないよ。

…それに第一、みっともないじゃないか」

 

私は、この言葉に感銘をうけました。

何かの事件が起こる。

乗り遅れまいとして、ワッと飛びつく。そのために自分の歩調を乱す。

それはミットモナイことなのだ。そんなふうにも解釈したのです。

目的地に達するための電車が来る。

駆け出せば、それに乗れる。

そういう事態は、その後の23年間に何度もありました。

そのたびに、私は先生の言葉を思い出しました。

私は教訓的なことを言うつもりはないのです。

ナーニ、5分も待てば次の電車が来るのです。

先生と私以外の乗客は、みんな、前の電車に乗ってしまいました。

先生と私は次の電車に乗りました。

その電車は空いていて、悠々と座ることができました。

私は、なんだかよくわかりませんが、あッそうかと思ったのです。

 

少年たちは、自分の未来をどのように想定しているだろうか。

あるいは、現在の世の中をどう見ているだろうか。私には非常に興味があります。

Aという地点からBという地点に到達するには、

さまざまな道があると思っていただきたい。

AからBに行くために、いったんCに寄ってみることも可能なのです。

あるいは電車を一台やり過ごしてもBという目的地に達することができます。

AからBに直線的に進むというのが、少年や青年の特徴であるかもしれない。

私には、実のところ、

少年達が自分の未来像をどのように想定しているかということがわかりません。

人によって千差万別でもあるでしょう。

しかし、私の経験からいうならば、

ただひとつ、アセッテハイケナイということだけは言えると思うのです。

焦る必要はない。

そうして私は、ストレートに社会に出てきた青年たちに、

ある種の脆さを感ずるのです。

脆いところの青年達は、同時に絶えず、

身を立て名をあげるために焦っているように見受けられるのです、

近道反応が目立つのです。

 

もう一度、言いましょうか。

人生は短い。あっというまに過ぎてゆく。

しかし、いま目の前にいる電車に乗らなければならないというほどに短くはない。

・・・・・

(そう、自分にも言い聞かせてみる)

サルビア工房さんのクラフトアート。

2013.01.13 Sunday

サルビア工房の上原かなえさんがソラに来てくださいました。

 

こちらは、そのときにいただいた

ハニカムペーパーのメッセージカードです。

ごく薄い紙がちょうど蜂の巣のように仕上げられていて、

くるっと開くとお花が咲いたよう。

 

そういえば子どものころ、

紙を使っていろんな遊びをしていました。

折り紙

切り紙

お部屋の飾りつけ

 

こんなかわいらしい紙細工を見ていたら、

またもう一度、紙で遊んでみたくなりました。

5月初夏のソラで、ご一緒に。

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今日のスイーツ。

2013.01.11 Friday

冬のこの時期にしか作られないお菓子。

宮城県 玉澤「霜ばしら」を、選びました。

口に含むと、ほんとうに霜のようにはかなく溶けていきます。

キラキラした白い霜柱のように。

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