ソラの
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すこしずつ。

2020.06.13 Saturday

すこしずつ、それぞれに合うように工夫して

あたらしい生活様式に慣れているようにおもいます。

マスクひとつとってみても、それぞれに工夫がみられて

あゝ人間ってすごい。

 

梅雨になりました。

雨のなか傘をさして歩くときなら、

マスクをしなくてもいいのかな…とか

周りを見て、その時々で判断しましょう

 

バックに、いつも新しいマスクを持ち歩くようになりました。

蒸れてすぐ汗で流れるから、スプレータイプの日焼け止めもあると安心。

「ある奴隷少女に起こった出来事」

2020.06.12 Friday

アメリカをきっかけにして巻き起こっていることを、

すこしでも理解するために読み直しています。

1800年代のアメリカを生きたアフリカ系アメリカ人女性の物語。

 

奴隷制の真実を知的な文章で綴った本書は、小説と誤認され一度は忘れ去られる。しかし126年後、実話と証明されるやいなや米国でベストセラーに。人間の残虐性に不屈の精神で抗い続け、現代を遥に凌ぐ格差の間を打ち破った究極の魂の物語。

 

連綿と続く事実には理由があり、しがらみがある。

打開できることを探して、なるべく生きやすい世の中になるように

願えば叶う世の中になるように

 

希望の持てる未来を願います。

 

喜ぶ顔をみたいから。

2020.06.11 Thursday

4年振りにソラにお越しくださいましたお客さまは、

まるでつい昨日もお会いしたかのように、

つぎつぎと、たのしげにいまの様子を話してくださいました。

 

この春から、あたらしいお仕事を始められたのだそう

ちょうどこの国が緊急事態宣言をまとっていた時期に、東京駅まで通う日々

巨大な駅構内にほかに人が歩いていないという朝もあり

どこか違う街かと見間違うかのような東京駅でした、と。

 

完全シフト制のため土日関係なく稼働して、膨大な事務作業をこなす日々。

それでも、その先に喜ぶ顔が想像できる仕事だから(やりがいがある)

と話してくださいました。

 

喜ぶ顔が見たいから、いまの仕事を選んだことを

昨日しみじみと思い出すことができました

手のひらを使って。

2020.06.10 Wednesday

美容家 佐伯チズ、恩師の訃報が届きました。

車椅子での生活だと風の噂が届いたのがことしに入ってすぐの頃

筋萎縮性側索硬化症(ALS)というニュースに驚いた矢先のことでございます。

心よりご冥福をお祈りいたします

 

主宰される美肌塾のプロフェッショナルコース最後の卒業生として

教えていただいた日々が、鮮やかに思い出されます。

器械を使わず手のひらをでさせていただく施術手法やその手技を

伝えてくださいましたこと、そのご恩はまさしく宝でございます。

 

お肌もローションパックで鎮静し、しっとりと手のひらが吸い付くようなもち肌になり

自分の肌を愛おしく思えるようになりました。

 

お金をかけずに手間をかけ、手のひらでたっぷり愛しんで

肌の変化は、身体のサイン。

その教えをこれからも、大切に育んでまいります。

河原理子著「フランクル『夜と霧』への旅」

2020.06.09 Tuesday

『夜と霧』の前にその周辺をすこし歩いてみようと、この本に出会いました。

 

強制収容所体験の記録『夜と霧』をはじめ、

精神科医フランクルの著作が日本中で静かに読み継がれている。

越えがたい苦しみを抱えながら、フランクルの言葉を生きる支えとする人々と、

彼の人生をたどり、「それでも人生にイエスと言う」思想の深奥を追う。

フランクル『夜と霧』への旅

 

―そして人間は、苦悩を引き受けることができる。(中略)フランクルは、愛妻を亡くして抑鬱状態に陥った年配の医師の例を挙げて説明している。まずは、彼が体験したことを彼から奪うことは誰にも何にもできないのだということに、気づいてもらう。幸せな結婚生活だけでも彼の人生は意味があったし、これからも意味があり続けるのだ。さらに、もし自分が先に逝って妻が遺されたとしたら、その方がよかったのかどうか、彼に考えてもらった。妻がひとり遺されて苦しみ悲しむことにならずにすんだことに気がついた瞬間、彼の人生、彼の苦悩は突如として意味を取り戻した、とフランクルは語る。―

 

この話のどこまで分かっているのか、はなはだ怪しいけれど。

ひとは、自分の体験をひとに替わってもらうことは出来ないのだから

自分に降りかかったことは全部、引き受けるしかないのだとおもう。

 

おしゃべりは会ってこそ。

2020.06.08 Monday

営業再開して一週間が過ぎていきました。

トリートメントでお肌が整うことも、お顔のコリがほぐれてすっきりされることも

ひとつひとつがありがたくて、施術者冥利に尽きることこのうえないとつくづくと…

 

さらにもっと発見できたのは、おしゃべりが脳にもたらす幸福感でございます。

たわいもないおしゃべりも、目の前にお相手があってこそできること

家族とする会話のように用があるわけでもなく、ただ頭に浮かんだことばを話し

お客さまの近況をちらと伺うおしゃべりの、なんといい時間でしょう

 

このごろ滅多に電話をしなくなったから

あゝおしゃべりは会ってこそかな

マスクの中にコットン一枚。

2020.06.07 Sunday

マスクを長時間する日々が続いたので、

鼻の頭がこすれて皮むけしてきました。むむむこれはいかん!

 

これからは、コットンを一枚はさんで着用するべしと

ティッシュやら、コットンやらをいろいろ試してみた結果

5枚割きのコットンを、薄く2枚だけ使って

マスクの鼻の部分にセットしてから着用するのがちょうどいいとなりました。

 

しばらくは、この着け方で過ごしてみようとおもいます。

この夏をマスクと共に暮らすのは、ちょっとうんざりしているけれど

きっとまた、いろんなアイテムが世に出ることでしょう

あたらしいアイデアで、新商品が生まれることをたのしみにして過ごします。

 

 

うつくしい歌。

2020.06.06 Saturday

再開をお知らせする絵葉書に、小原奈実さんの歌を掲載させていただきました。

それは第56回 角川短歌賞で次席に選ばれた、19歳のときの作品です。

 

同じときに出された歌に、いまの季節を生き生きとまた違った風景にみせてくれる歌があり

今朝はこの歌を感じつつ雨を待つのもいいかと思う

 

水溜まりに空の色あり地のいろありはざまに暗き水の色あり

<短歌> 小原奈実

 

 

マスクで蒸れるお肌に。

2020.06.05 Friday

スーパーに行くのも、マスク着用の毎日です。

すこし歩くだけでも息苦しいほどの暑さにふうふう

前にひとが居ないときなど、外して汗をぬぐっていても

蒸れますねぇ、、、マスクは。

 

やわらかいガーゼや、やさしい肌ざわりのハンカチで軽く汗を拭いてあげましょう

できれば日焼け止めクリームを重ね塗りできるといいのですが

この夏の間に、マスク焼けしたくありませんもの

 

マスクをしていると、口元の動きも小さくなります。

せめて外せるお部屋のなかでは、顔体操してたっぷり筋肉使ってあげましょう

ゆっくりと徐々に、あたらしい生活様式が身についていくことし

なるべく心地よく暮らせるように工夫していけたらと思います。

(写真は、母からのLINEで届いたお手製の栞)

 

寛容であれ。

2020.06.04 Thursday

アメリカから届くニュースの断片が、異国に暮らすたくさんのひとを動かしています。

わたしはと言えば、とくに何をするでもなく空いた時間に本を読む。

五木寛之著「大河の一滴」

 

ー他人の痛みを自分の痛みのように感じることはできるけれども、かわってあげることはできないのです。かわってあげることはできないけれども、相手の痛みを自分の痛みのように感じることはできる。相手の悲しみや絶望感を、自分の悲しみや絶望として感じることは人間だったら必ず自然にできるはずです。それができるということが大事なのではないか、と思います。

 

これだ!と思った一節に出会うと

さっきまでもやもやとしていた霧がすこしだけ晴れていくような気がする。

時には、悲しみに暮れて

できることが見つかるまで、その悲しみをそのままにしておく。

 

いつか、もしかしたら自分でもできることがあるかもしれないし

結局なにもできずにあの世に行くかもしれないけれど。

できないと嘆かず

なるべく自分に寛容であれ

 

 

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